ラベル 資源メジャー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 資源メジャー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年6月12日水曜日

記事

ダウ銘柄のデメリット_ダウ銘柄にない成長業種の恩恵がないこと

ダウ銘柄のデメリットは、小中型の成長株の恩恵がないこと。
過去のバイオ、SNS、サブスクリプなどの成長期の利益は逃している。
新規の業種でも、規模が大きくなって安定化しないと組み入れされない。

マイクロソフト、シスコはかつて成長株だったが、その時期にダウに
採用されていなかったので、その株価成長の恩恵には預かれていない。
今、マイクロソフトは、クラウドでの再成長で貢献しているが...

ダウ銘柄で10倍株を目指すのなら、相当の期間を要することになるし、
貴方の投資期間で、10倍株になることは想定しないほうがいい。
っていうか、してないか。想像のし過ぎ。

バイオメジャー
 主に、大手種苗会社のことを指す。
 遺伝子組み換えや化学農薬など、良いイメージを持たれないが、
 バイエル、ダウ・デュポン、シンジェンタの3大メジャーが確立されている。
 ダウ・デュポンは分割されて、ダウ銘柄に採用されているのは素材科学のダウ。
 したがって、ダウにバイオメジャーは存在しない。

バイオ製薬
 メルク、ファイザーもバイオ製薬に取り組んではいるが、主役ではない。
 補完銘柄対象:アムジェン、バイオジェン、ギルド・サイエンス

穀物メジャー
 エクソンモビール、シェブロンと石油大手は2社採用されているが、
 なぜか食料に関する第一次産業の銘柄はない。
 穀物メジャーの大手、カーギル 、ルイ・ドレフュスが非公開である影響も大きい。
 補完銘柄対象:アーチャー・ダニエル・ミッドランド、ブンゲ

資源メジャー
 南半球に資源が多くあるからなのか、米国に資源メジャーは形成されなかった。
 補完銘柄対象:ヴァーレ、リオ・テント、BHP ビリトン

海運大手
 主にコンテナ船大手は、ヨーロッパ、中国系に偏る。
 マースク、MSC、COSCO。

インタネット業界大手
 一時時価総額で、マイクロソフト、アップルと並んだアマゾンだが、
 ダウ銘柄に採用されていない。
 株価が4桁で無配だから、ダウ銘柄平均株価の算出方法のデメリットから、
 採用されていない可能性がある。
 アルファベットも同様。

ダウ銘柄と言っても30銘柄だから、全産業を網羅するのは難しいかも。
ただ、産業のダブりが多いのも事実。

独断と偏見だが、下記の銘柄はどっちかの採用でも良いような気がする。
  • XOM、CVX
  • MSFT、AAPL
  • WMT、HD
  • INTC、CSCO
  • MRK、PFE
  • GS、JPM
ダウ銘柄での不足分は、個別銘柄か該当するETFでフォローしておこう。

S&P500だと、米国全体を買うイメージで、フルーツジュース。
個人的には、リンゴもオレンジの味もしないのであまり好みではないが、
悪いわけではない。

2019年6月5日水曜日

記事

語られなくなった資源株_資源メジャーのビザを探せ

資源株を米国株で探そうにも、世界的な大手の代表株がないことに気づく。
米国株で唯一大手が存在しないのが、資源株(石油株、金鉱株は除く)。
世界大手の銘柄は、英豪銘柄のBHP、Rio Tintoぐらいしか思いつかない。

株価推移と配当金の推移をグラフにした。



2016年を境に株価、配当金とも回復傾向にある。

過去10年間、ダウ平均株価は上昇基調であったにも関わらず、
大手資源株BHP、Rio Tintoの株価は低調であった。
なるほど、語られないわけだ。

なぜ、いま、資源株か?と思ったのは、米中貿易摩擦で
レアアース規制が久々に話題になったからである。
資源を持っている国は、交渉時に資源というカードを持てる。

資源株の特徴は、
・商品市場価格の影響を受けやすい
・設備投資にお金がかかる(=新規参入しにくい)
・景気動向に左右されやすい

ただし、BHP、Rio Tintoの株価・配当推移をみると下記のことがわかる。

・過去10年間無配にはなっていない(両銘柄とも半期配当)
・株価のボラは比較的大きい
・継続増配銘柄ではない

従って、配当が今後も維持されると確信できるならば、
株価が低迷しているときに株数を増やチャンスが定期的に巡ることになる。
BHP、Rio Tintoの現在の株価はまだ低迷しているのか、
年間配当率は現在高配当の4%以上になっている。
ただし、資源株には特別配当のおまけがつくことがあるので、
半期配当での年間配当率を確認しておくことが望ましい。

BHP、Rio Tinto、見方によっては、資源分野でのデュオポリ銘柄。

他にValeがあったけど、ブラジル銘柄なので割愛した。