個人的にはあまり信用していないんだが。
7月4日の独立記念日から9月第1曜日まで続く
サマーラリーの前兆としては必要十分な相場状況。
その反対に、「夏枯れ相場」って言うのもある。
米国には長ーいバケーションがあるから、
相場に付き合っている暇がある位なら、バケーション。
長ーい休みに入る前に、さっさっさっと利確して、
相場から引き揚げる投資家もいるだろうな。
そう考えれば、7月4日の独立記念日前に
S&P500指数高値更新したから、
もう、それで十分利食いして、
あとはバケーションに繰り出す。
上司への「ほうれんそう」。
社会に出ると必ず聞かされるバズワード。
報告:良い報告だけをして、悪い報告は隠す。
連絡:上司の機嫌の良い時に連絡をして、邪魔しない。
相談:相談でもないような相談をして上司のご機嫌を図る。
これが現実。
良い報告だけが、報告の現実。
状況の悪い報告をすると、
「こんなもの受け取れない」と言われるのが落ち。
悪い報告をしないで先延ばしにしていると、
「なんで報告しなかった」と言われる。
「隠し通せると思ったから」とか、
「そのうち何とかなると思ったから」とは、
言ってはいけない。
連絡はタイミングが重要。
「そんなことでいちいち連絡してくるな。」と言われるのが落ち。
のちに「なんで連絡してこないんだ。」と言われることもある。
メールで連絡済みでも、電話でする内容だと諭される場合もある。
間違っても、「連絡済みなの忘れているはあなたでしょう」
と正直に言ってはいけない。
「連絡の仕方が間違っていました」と言っておきましょう。
相談しても、埒があかないのが現実。
「自分で考えて」と言われるのが落ち。
のちに「自分で勝手に判断するな」と言われることもある。
会社での相談(会議)と言うのは、
いかに自分に仕事が回ってこないかの駆け引き、
であることを忘れずに。
報連相は
「相手が機嫌の良い時に済ます」のが鉄則で、
取りあえず、うわべ上は解決する。
あとは、運に任せ、失敗しそうなときは
他人・他部署・顧客に責任転嫁する旨の報連相を上司と密談。
前置き長くなったが、株式投資のほうれんそう、もある。
放置:投資したら放置。
連鎖:複利効果が連鎖することを期待する。
早期(退職):最後は早めに会社を切りあげよう。
報告して怒られ、連絡して怒られ、相談して怒鳴られて、一人前の昭和時代。
日本は資源に恵まれた国でもないのに、
世界的に見れば、相対的に社会保険制度は充実している。
異論はあるのは重々承知で敢えて述べている。
国民年金(厚生年金)は国(政府)が保証している。
国レベルの年金制度があるのに、
それよりも年金還付率の悪い個人年金に敢えて入る必要がある?
国民健康保険(企業保険組合)で、自己負担3割で済む。
高額医療制度もあり、支払いの上限もある。
失業保険も期間限定で支払われる。
定年退職しても働く意思を示せば、支給される。
第2の退職金といわれる所以。
そして、にっちもさっちもいかなくなったら、生活保護がある。
医療費を無料にさえもしてくれる。
あ~、わかるよ、そのための負担額が国民にとって大きいと言うのは。
ただ、これらの制度を国が提供している。
民間の生命保険会社とか医療保険会社じゃないんだよ。
一企業の破綻リスクに怯える必要が無い。
日本企業に就職すると、これらのサービスは全て暗黙の上に提供される。
加えて、税金処理も勤務先の総務、人事がわざわざ肩代わりして、
源泉徴収して確定申告してくれるんよ。
高校、大学を卒業して就職すると、社会や世間もわからないうちに、
これらの恩恵を享受している。
意外と、これからくる人生の災難(失業、けが)に備えられているだな。
見えざるコストみたいなもの。
そんな恵まれた環境、他の国にあるのかと、思う時がある。
石油産出国でもないのに。
あ~、だから、わかっているって、そのために給与から
どんだけ天引きされているんだと。
だけどさ、これらの制度の恩恵のお陰で
「安心しきっている」面あるんじゃない。
株式(長期)投資がギャンブルと言われるのは、
これらの社会保険サービスに対して比較すると、
そう見えしまうから。だから、ギャンブルと言われるんだよ。
わざわざ敢えて株式(長期)投資して、資産増やさなくても。と。
逆に、国が信用できないなら、
株式投資さえ生活する上で手段のひとつになる。
でも、面倒だろう、自分でリスク取りたくないし、
国が色々とやってくれるなら、それにあやかりたいと。
でも、国にはあれこれ文句を言う。文句を言うだけ。
年金も医療保険も自分で探して、契約するとなると
そりゃぁ大変なことだ。毎年、税金も自己申告。
そんな環境に置かれた米国なら、
自分でリスク取って株式投資も視野に入ってくる、気が。
自分の国の株式市場を支えたくもなってくる。
株式投資をギャンブルというなら、
就職も結婚もギャンブルみたいなもの。
日本の最初の就職なんか、ほんとうにハイリスク。
それに比べたら、
株式投資なんか相対的にローリスクだろうな。
いつでも投資を辞められるし。
だから、ギャンブルだと思っていない。
日本の年金も医療制度も形式上は破綻はしないと思う。
実質の破綻で、多く修正されて延命される制度だとは思っている。
人生そのものがギャンブルみたいなもんだし。