マイクロソフト株はキャピタルゲインを狙いやすいグロース株になっているが、
それもつい数年前からの出来事。
アップルの株価低迷期2000~2005年(ピンク線)と比較すると、
マイクロソフトの2000~2014年までの低迷期間(ピンク線)は長い。
※リーマンショック期間は考慮しない。どの株もほとんど低迷しているから。
低迷期間が長いわけだが、その期間に積立投資や配当再投資を辛抱強くしていた人は
報われた訳だ。
それが今や、みんなが群がり始めた途端に、GAMAのMの冠を頂き、時価総額も1兆ドル。
同じようにアルトリア株価の低迷をなぞると、2017年度から株価低迷が続いている。
※2008年の急落はPMのスピンオフなので除外
マイクロソフト、アップルのように株価が低迷しているときに、
辛抱強く投資し続けて報われたように、将来のアルトリア株が報われるかは分らない。
アルトリアは、電子・加熱式タバコ、大麻事業の先行投資の時期であり、
今現在、事業成長の時期ではないことは明らか。
先行投資の事業リスクに対して、否定的な見方が大勢を占めれば、
それは株価に反映されるわなぁ。
あと不運だったのは、既存投資事業のビール製造会社からの
配当金が大幅に減ってしまったのも、印象を悪くした。
ただ、「ESG」とか「高配当」の言葉に惑わされて、みんなが煙たがっているから、
今の株価下落の要因とみなしているとの見方もあるが、
それは今に始まったことではない。
マイクロソフトは低迷時にWindowsOSで利益を確保して、
クラウド事業の成功にこぎつけた。
アルトリアも低迷時に既存の紙巻きタバコで利益を確保して、
どの将来事業の成功にこぎつけるか?
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