2019年6月11日火曜日

記事

JTのほうがAltriaより増配率が高い_過去9年間平均では

タバコ銘柄の過去9年間の株価、配当の上昇について、日米対決を検証。

結論から言うと、

  • 株価の上昇率はアルトリア
  • 配当の上昇は日本たばこ

に軍配が上がる。

2010年からのアルトリアと日本たばこの株価と配当の増加を検証。
まずは、株価。

2015年ぐらいまではお互い上昇していたが、
日本たばこのほうの下落が先に始まり下降中である。

2010年1月から2019年5月末で、JTは55.91%の上昇、MOは154.52%の上昇。

JT:1,612.5円(’10年1月31日終値)→2,514.0円(’19年5月31日終値)
MO:20.12ドル(’10年2月1日終値)→51.21ドル(’19年6月1日終値)

為替を適用すると、MOは為替の恩恵で213%の上昇。
MO:1,816.84円(’10年2月1日終値 為替90.3円/ドル)→5,702.23円(’19年6月1日終値 111.35円/ドル )

次に配当。


JT MO JT前年比増配率 MO前年比増配率
2010 ¥5,600 $1.46

2011 ¥8,000 $1.58 42.86% 8.22%
2012 ¥12,000 $1.70 50.00% 7.59%
2013 ¥16,800 $1.84 40.00% 8.24%
2014 ¥20,000 $2.00 19.05% 8.70%
2015 ¥22,800 $2.18 14.00% 9.00%
2016 ¥26,000 $2.36 14.04% 8.26%
2017 ¥28,000 $2.54 7.69% 7.63%
2018 ¥30,000 $3.00 7.14% 18.11%
平均 24.35% 9.47%
2010年から2018年で配当は何倍? 5.36倍 2.05倍

日本たばこは2010年から配当を5倍以上に伸ばしている。
アルトリアは2倍で、相対的にしょぼく見える。本当は両社凄いのだが。

しかし、
日本たばこ、2017年は増配率がアルトリア並みになり、2018年は逆転されている。

長期的に株価が下落中の日本たばことアルトリア、
今の配当利回りは6%台だから同じに見える。
過去の実績をみると、

配当期待は日本たばこ、
株価期待はアルトリア

配当生活なら、為替リスクのない高配当銘柄「日本たばこ」にときを想う。
いや違う、配当のときを、想う。が正解だ。

いや、ひとのときを、想う。








0 件のコメント: