青線はVisa、水色線はBoeing、ピンクがJohnson&Johnson、赤線がCocaCola
これらの株価チャートをみたら、VisaとBoeingに投資しておくべきだった
と思うだろう。
しかし、Johnson&JohnsonとCocaColaであっても、
株価は約120%、60%上昇しているので、損をしている訳ではない。
投資の成果がVisaとBoeingのほうが良かっただけの話である。
かつてのグロース株の筆頭銘柄だったMicrosoftの株価チャートである。
ドットコムバブルが弾けた後の10年以上は停滞していたが、
クラウドサブスクリプションの事業改革により株価は上昇傾向にある。
停滞していた10年間は、出荷PCに必要なWindows OSと
Officeソフトの安定的なライセンス収入で、ディフェンシブ銘柄に様変わりした。
再度、マイクロソフトの株価チャートを見ると、いつまでもグロースを
維持することはできないということだ。
しかし、成長が止まっても、手堅い収入が得られるディフェンシブ銘柄(配当付き)
に代われるのであれば、グロース株に投資しても安心していられる。
Boeingならどうだろうか、
飛行機製造が主体ビジネスなので、飛行機出荷数の需要が
霞むと、たちまち生産設備の維持コストが負担になってしまう。
自動車製造企業と同じように、飛行機(自動車)を製造し続けないといけない。
マイクロソフトならWindowsOSのシールとCD-ROMを渡すだけの作業で、
PCを出荷するたびに膨大なライセンス収入を得られた。
コカコーラなら、シロップ原液を各国のボトラーに渡す。
もちろん、販売マーケティングなどの経営活動は必要だが、
守りの堅い事業(ディフェンシブ)であることに変わりはない。
グロース株に投資するなら、将来デフェンシブ銘柄になり得るかも考えてみよう。
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