日本の就職人気ランキング企業一覧を見ると、
有名どころで安定している大手企業名がずらりと並ぶ。
これ言ってみれば、
企業の看板名を借りて仕事することが、
いかに強力であるか(嫌味で言えば、いかに楽であるか)を物語っている。
大企業の正社員程、勤め先の企業のバックグランドがあってこそ、なんだよね。
大企業の正社員なら勝ち組と称される世間体から、新卒の就職は人生の一大事。
でも、考えてみると、大企業の勤め人でも、それほど安泰というわけじゃない。
厚生年金も掛け金が多い人ほど年金支給額の絶対額は多いけど、
保険額に対する支給額ベースでみれば、見返りは悪かったりする。
企業年金に関しても絶対ではない。
大手企業でさえ、一旦清算しているしね。
福利厚生が充実していると言えど、
給与から天引きされているか、給与額が抑えられている裏返しでもある。
むしろ、大企業の正社員勤務で、将来安泰と思ってしまったり、
業務の忙しさを理由に将来を考えずに、ダラダラ過ごして、
散財してしまうほうが大きなリスクかもしれない。
本当に優秀な企業と言うのは、社員が独立したがる企業なんだけどね。
あそこの企業出身なら取引継続したい、と、
退職した途端に連絡すらなくなる、との違い。
例外は天下り。
儲けたいから株式投資している訳じゃないんだよ。
勤め先の1社に依存することが相当なハイリスク。
終身雇用、福利厚生、企業年金もすべて、1社に依存するリスク考えたことある?
公務員でさえ、結構リスク高い。上司ガチャもあるし。
自分で選択肢を1つにしているようなもの。
人生には、自己責任とは言えないような不可抗力な出来事も発生する。
だから、少なくとも経済的な面で、複数の収入源を持っておけばと思う。
大企業の正社員と言えど、生涯収入額は決まっているから、
入社した時点で俯瞰的に見れば、出来レース。
出世、昇進で生涯収入額に差がついたとしても、数千万円ほどでしょう。
労力に見合った差額だと思う?
プライドは満たされるかもしれないけどさ。
でも、プライドじゃ老後は食ってはいけない。
上司の自慢話より、副業を手にした人の話のほうがよほど役に立つ。
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