2021年3月7日日曜日

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複利効果を邪魔する利確の税金。忍耐こそ節税。

複利は株式投資とは何の関係もないと思っているが、
それでも仮に毎年株価上昇し続ける銘柄があるとするなら、
明らかに毎年利確するのは愚かなことだと言える。

具体的な数値で計算すると、

小数点2桁切り捨て。税金は利益の30%とする。

①毎年20%上昇する株を、毎年利確する。100万円の投資だと、
0年後  評価額:100.00万円
1年後  評価額:120.00万円 税引き後:114.00万円
2年後  評価額:136.80万円 税引き後:129.96万円
3年後  評価額:155.95万円 税引き後:148.15万円
4年後  評価額:177.78万円 税引き後:168.89万円
5年後  評価額:202.67万円 税引き後:192.53万円

②毎年20%上昇する株を、初期100万円の投資で5年後に利確する。
0年後  評価額:100.00万円
1年後  評価額:120.00万円
2年後  評価額:144.00万円
3年後  評価額:172.80万円
4年後  評価額:207.36万円
5年後  評価額:248.83万円 税引き後:204.18万円

毎年20%の複利を利確すると100万円の投資でも、
5年辛抱するのとでは、累計税金で11万円強余計に支払うことになる。

毎年20%上昇する銘柄なんかある訳ないし、
こんなのは非現実的な例と思われるかもしれないが、
11万円の差は、毎年利確しなかった忍耐への
「ご褒美」
と思うことはできないだろうかと。

マシュマロの例え話は盛んにされるが、実践する人は少ない。
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