2020年12月30日水曜日

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バフェット氏がKO株を保有する理由。配当効率がいいんだよな。

バフェット氏がいまだに売却しないコカコーラ株。

バフェット氏がコカコーラ株を買い始めたのは1988年から。
当時の株価は約45ドルとして考察すると、今の株価は54ドル。
一見株価は変わらずだが、その間に1:2の株式分割が4回行われているので、
約16倍株になっている。キャピタルゲインで見れば。

今の年間の配当金額は1.64ドル。1988年の株式分割考慮の修正株価2.8ドル。
当時の投資額の60%を年間配当金でもらっている。これがインカムの見方。

30年以上保有し続けて、当時の投資額の60%以上を配当で毎年もらえるのに、
16倍のキャピタルゲインで売りたくなるかと言われると、ちょっと考える。

コカコーラが配当を止めるとは考えにくいし、
株価が大きく下落するリスクも相対的(ハイテク株や石油株に比べ)に小さい。

確かに、昨今のSaaS銘柄の株価急騰を見ると、
コカコーラの株価推移なんかと思ってしまうが、
保有しているだけで巨額の配当が転がり込む。

債券のように期限が決められている訳でもないし、
今ところ増配率は微小だけでも、増配し続けるだろうから。

バフェット氏にとって今、めぼしい投資先が無くて、
現金だけが増えてしまう嘆きをまれに記事で見るけど、
過去の投資の回収(配当受け取り)がいまだに行われているから、
そりゃ現金は勝手に増えるわな。

30年間ガチホして、投資資金の半分以上が年間配当金で戻ってくるなら、
手放す理由はないだろうな。それが、さらに投資する資金になるんだから。

ガソリンスタンドの店員がロナルド・リード氏が約8億円の遺産を築けたのも、
ガチホ銘柄の配当金で再投資できたからじゃない?

長期投資で配当金を膨らませようと考える人がどれだけいるだろうかね。
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