2020年12月31日木曜日

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次のダウ銘柄入れ替え対象候補を想像してみる

今年のダウ銘柄の入れ替えは今でも象徴的に感じる。

ファイザーが抜けて、アムジェンに入れ替え。
従来の化学製薬からバイオ製薬への世代交代を思わせる。

エクソン・モービルが抜けて、セールスフォース・ドットコム。
石油メジャーが抜けて、クラウドの先駆銘柄が採用された。
それも社名はいまだにドットコムが付く、ちょっと古さを感じてしまう。

レイセオン・テクノロジーズが抜けて、ハネウェル・インターナショナル。 どちらも日本にはあまりなじみがないけど、ハネウェルは返り咲き銘柄。

逆に言うとね、いつダウ銘柄から脱落してもおかしくない銘柄が脱落しなかった。
インテルとシスコ・システムズ。

上記2銘柄とも、株価2桁を彷徨う代表銘柄みたいなもんで、
あまりダウ指数に貢献できていないでいるオールドハイテク銘柄。
IBMは株価3桁なので、除外対象になりにくい。
ダウ指数の算出方法が”ダサい”ので、IBMの時価総額1,000億ドルでも、
株価3桁は貴重なんだよね。

XOM:株価42ドル 時価総額1,790億ドル
PFE:株価37ドル 時価総額2,061億ドル

INTC:株価48ドル 時価総額2,000億ドル
CSCO:株価44ドル 時価総額1,880億ドル

株価ベース、時価総額で見ても、XOM、PFEと大した変わり映えしない。
しかし、INTC、CSCOは残した。

言ってみれば、ダウ銘柄構成もIT産業の銘柄構成に偏重しつつあるって、
ことなんだろうなと。

まぁ、ダウ指数は指数ベンチマークとしてはもうほとんど重要視されていないけど、
報道するための指数としてはいまだに注目度が高いから無視できない。

新しく採用されるダウ候補銘柄は、新しい産業の組み入れを考慮すると、
株式分割をしてくれればテスラとか、他はFB、PYPLあたりじゃねーかな。

AMZN、GOOGLは株価4桁でダウ採用される(株式分割に積極的じゃない)
気ないから駄目だな。

30銘柄だけの指数で相場観が掴めなくなったほど、上場銘柄数が増えたとも言える。
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