2020年8月26日水曜日

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配当生活は、キャピタルゲイン長者へのお土産。

「配当」と聞いて、残念がる人はいないと思う。

あくまで私の独断的な見解だけど、
株式投資の経験が長い人ほど、配当よりも株価差益を欲しがる。
逆に言えば、株式、金融知識に浅い人ほど、すぐに「配当」を求めてしまう。

とくに、投資信託で人気のある「毎月配当」型。
とっておきの魅力的なセールストークが使えるからだ。

(退職金で)毎月給与(配当)が貰えるようなものです

経験のある人なら、
・毎月税金が差し引かれて
・元本投資利益からの配当が、いつのまにか元本から配当される「たこ足配当」
金融商品のことか、と思うはず。

配当をネガティブに考えれば、投資に回す事ができなかった脂肪金。
加えて、税金もついてくる。

配当生活できるのは、
投資差益で資金が十分に増えた結果の産物。

数十万円、数百万円から始めた株式投資で、
最初から高配当を目指していたら、
資産は大方増えないだろうから、
いつまでも配当生活が実現できない。

300万円の年間米国配当であれば、黙っていれば3割税金で持っていかれる。
約100万近くは税金でとられるのだから、投資効率は良くはない。

それでも、資産が増えれば、配当も少なからず入ってくる。
おのずと、配当で生活もできるわ、となる。
FIREの4%取り崩しルールよりは、遥かに健全だと個人的には思っている。

配当生活で、毎年配当利回りが上昇していれば、投資資産が棄損している。
毎年配当利回りが下落していれば、投資資産が増えている証拠。
俺なら、後者を選ぶ。

配当額が増えるのは、投資の結果であって、目的じゃないと思っている。
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