2020年5月29日金曜日

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個別銘柄の長期分散投資っていうのは、9割のどうでもよい銘柄を拾うこと

個別銘柄の長期投資を続けるのは、正直、いち個人投資家には相当困難な話。

『J&Jを30年以上も持ち続けられる?』
『IBMを30年以上も持ち続けられる?』
『Microsoftを30年以上も持ち続けられる?』

具体的な企業名を挙げれば、上記の内容を問われているんだからね、長期投資は。
いくら世界的な企業と言えど30年先のことなんか、わかるわけない。

それを『長期投資こそ』が、といっても無理だよ。

仮に、J&Jを過去30年持ち続けて配当含めて10倍株になっている?
10倍株になっているかどうか知らんけど、J&Jを30年持つより、
今流行りのモデルナ、オクタ、ズーム、アトラシアン銘柄などに賭けて
10倍狙いたくなるでしょう。人生は短いんだから。

私が米国株を始めた時は、ETFはまだなかったか買えなかったので、
途中から長期投資を始めるにあたり、考えたのは、
『当たればでかい銘柄』と『手堅い銘柄』の分散で考えた訳。
そして、まれに、『ばくち銘柄』にも手を出した。

当時ドットコムバブルで弾けたとしても、すべてが弾けるわけではないしね。
20年後の今も生き残れば、見返りはデカい筈と思ったから。
マイクロソフト、アップル、アマゾン、(グーグル?)なんかはその典型。
これらの銘柄を拾う代償として、今は存在しないサンマイクロ、ノベル、
ルーセント、ノーテルなどにも投資する訳。

何度も言うけど、7割のクソ銘柄を拾って、2割はぼちぼちでも、
1~2銘柄がトリプル・テンバーガーになれば、9割の銘柄はどうでも良くなる。
それが個別銘柄長期投資の醍醐味。

でも、そんなのあり得ないよ、というのも当然。
全銘柄、クソ銘柄かぼちぼち銘柄になる可能性もあるからね。

それから補足だけど、某ブログで投げかけられている質問、
ショーシャンクの由来は、
映画「ショーシャンクの空に」の主人公の名前を引用しているから。

この映画の(冤罪の)主人公は、長い年月をかけて脱獄したわけだけど、
一度も希望を捨てなかった。長期投資ってそんなもんだからね。


刑務所暮らしが長ければ、刑務所が居心地よくなってしまう。社畜が長ければ、定年延長も苦にならなくなる。
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