2020年5月28日木曜日

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なぜ配当は批判されやすいのか?

百万円程度の投資でアップルやビザに投資しても、手取りの年間配当は1万円にも満たない。
ましてや数十万の投資なら、数千円程度になってしまう、それも年間で。

それに加えて、投資元本は配当額以上に日々変動する。
配当額に配慮するよりも、株価差益を狙ったほうが効率が良いと判断するのは、
何となく理解できる投資行動。

まとめると、

①投資額が大きくないと満足な配当額が得られない
②日々の株価の変動のほうが、配当額よりも大きい

①、②を回避しようとすれば、高配当銘柄に目が移ってしまい、
結局、株式投資で何をしたいんだか、わからなくなってしまう。
最初の投資額が数百万円で、配当生活を狙おうとすれば、高配当銘柄を追ってしまう。
高配当銘柄は、大方、株価が伸び悩んでいるので、評価資産額は増えないジレンマに陥る。

評価資産額が増えずに、配当額だけ増えることは長期間続かない。
株価が上昇もせずに、増配が永久に続くことはあり得ないから。

ある程度の投資資産評価額に達した時点で、
配当額が生活費相当になれば、配当の有難味が沸いてくる。
年間数百万円の配当が入ってくるなら、庶民なら、有難い金額に映る。
そこまでに達するのは大変、はやくお金持ちになりたいからね。

日々の株価を眺めれば、配当は本当にちっぽけに映る。
含み損で数年の配当累計額もチャラになるのは、あり得る話。
それでいて、無配、減配になったら、配当どころではなくなる。
配当なんか当てにしなければ良かったとなる。

株価差益で含み益を出すほうが、よほど精神的に楽と思えてくる。
売ってしまえば、もうその株を追いかける必要もないんだから。
長期で配当を貰い続けるなら、その銘柄をウォッチし続ける必要がある、
のに比べたら、凄く楽。

それでもだ。

投資元本が増えて、配当が増額し続ける銘柄を持ち続ける絶頂感は、
短期売買主義やキャピタルゲイン主義の人にはわからない。

具体例で言えば、アップルやビザを10年間持ち続ける幸福感。
毎年、アップル株で短期の利ザヤを稼ぐよりも、
アップル株を過去10年間持ち続けたほうが効率がいいと思うけど、どう?

あれっ、配当の話をする予定が、本筋がずれているけど、まぁいいや。

配当利回りではなく、配当額で考える。
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