2020年5月19日火曜日

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米国株の増配継続が長期円高基調のヘッジの役割を果たす

米国株は日本株に比べて、増配意欲が高いと言われている。
連続増配記録年数や銘柄数を争えば、米国株のほうが勝っている。

ただ一つの難点は、為替リスクが存在している点。

例えば、アップル株の配当でみてみよう。

今年の四半期配当増額は、$0.77から$0.82に6.4%増配した。

これに、当時の円ドル為替を加味して、円貨ベースでみると、3.78%の増配。
2020/02/13: $0.77/株×109.81円/ドル=84.55円/株
2020/05/15: $0.82/株×107.02円/ドル=87.75円/株
増配前後で、円ドル為替では円高が進行したので、そうなってしまう。

まとめるとドルベースでは6.4%の増配率、円ベースでは3.78%の増配率。

しかし、見方を変えれば、下記のようにみることもできる。

配当貴族のような銘柄が
増配を継続してくれることで、
ドル円相場が円高基調でも、
円貨ベースの配当額が減らずに済んでいる

株価でも同じことは言えるのだが。

長期で見れば、ドル円為替が1ドル360円から100円近辺に推移した今日、
その期間に米国ドル価値が3.6倍以上に上昇する金融商品に投資しないと、
日本人は円ベースで利益を得られない投資環境にいるってこと。

米国人が米国株に投資する環境と、日本から米国株に投資する環境は、
為替、税制面などで異なる環境要因が多々あるということ、を踏まえて
バロンズ記事を読んでおきたい。

円ドル為替は数十年前に比べたら、おとなしい値動きになったもんだな。
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