2020年5月14日木曜日

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長期投資は『目標』『計画』を持たないもの

『長期投資家』を名乗る人は多いが、その定義の解釈は様々。

「特定の全保有銘柄を数十年保有すること」を長期投資と思っている人もいれば、
「数年単位で保有銘柄を変更しつつ長期間で投資利益を得ること」と思っている人もいる。
中には、永久保有銘柄と短期売買銘柄との組合わせで長期投資を楽しんでいる人もいる。

著名な投資家でも、なかなか全保有銘柄を永久に持ち続けることは不可能のようだ。
フィッシャー氏はモトローラ、バフェット氏ならコカコーラ、アメックスが長期保有だが、
短期売買銘柄も多数存在する。

厳密に長期投資の鑑と言えば、
8億円越えの遺産を築いたガソリンスタンド店員のロナルド・リード氏だろう。
報道されている限りでは、『買ったら売らなかった』と言われているので。

個人的な私の「長期投資」の定義は下記の通り。

・長期投資は目標を持たない
・長期投資は計画を持たない
・長期投資は比較されない

投資ブログ界隈でよく言われる、
「億り人」達成検証_億り人への道筋
株式相場で十年先の計画を立てて、その通り達成できるとは思えない。
過去の平均実績利回り程役に立たないものはない。

債券投資をしているわけではないし、会社で事業企画書を作っているわけではない。

明日の株価も予想できない株式投資をしている。
それも長期で。
20年前にアップルが時価総額1位になることを目標たてて投資している人いる?
いないでしょう。

株式投資をすればするほど、数分後の株価さえ予想できないのは身に染みる。
それにのめり込むと、あなたはトレーダになるし、
それを無視できるようになれば、長期見通しの投資家になれる可能性がある。
しかし、そこに計画性も目標もない。
いくら、儲かるかなんかわからない。
しいて言えば、損しないだろうし、定期預金の利息よりはましなはず。
感覚的に『長期的には多分、投資利益が得られるだろう』と思って投資している。

資金繰りで余計な利息を払わない経営を心掛け、販売力があり、
数十年後も継続企業でありつづけるだろうと確信して、投資している。

絶対はないから、長期でも銘柄を分散しておく。
これで定年前には「億り人」達成、なんかの目標は持たない。

億り人になっても、時価評価総額だから、大した意味を持たないんだよ。
ソフトバンクのビジョンファンドの時価総額急変経緯を見れば、理解できると思うよ。

株式投資で事業計画を立てる奴なんか信用できないでしょう。
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