2020年5月12日火曜日

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100年の長期チャートを見ても意味がない_個人投資の長期間って何年だよ

個人投資家が一生かけて株式投資できる期間は、せいぜい50~60年程度じゃない。
23歳から始めて、80歳程度まで。

バフェット氏のように会社として投資事業を行うなら別だろうけど、
せいぜい一庶民が株式投資をする期間なんか長くて50年だろうね。

ほとんどの人は損こいて途中で辞めるか、
少数の人が利益確定してハッピーリタイアするかでしょう。

長期投資と言われている、この長期の定義ははっきりしないけど、
私の感覚なら30年以上と考えている。

だから、過去の長期チャートを見る際には30年で確実に利益が出ているか、
それが重要と確信している。
S&P500指数投資でもタイミングによっては、
10年の幅で値上がり益が取れない期間があるのだから。

世間で言う「長期投資」は疑うべき。

『長く持てば持つほど、利益が出る確率が上昇します』

それってさ、具体的に言うと、
『世界恐慌1929年から現在までのS&P500の投資利回りは平均7~8%です』
をわかりやすく言ってくれた訳だろうけど、
冷静に考えればだよ、2020-1929=91年間投資し続ければ、って言っている訳。

庶民が株式投資に回せる実際の投資期間を10年程と見れば、
全く話がかみ合っていない。
過去100年の実績のある平均投資利回りの話と、
今これからの10年先の10年間の予想投資利回りと、
どこがかち合っているんだと言いたい。

シーゲル氏でもバフェット氏で、投資方法を真似るのはいいんだけど、
彼らが言っているのは、投資したら手放さずに持っておけと、言っている。
それも、滅茶苦茶の超ラッキーな優良株を!

でも、その優良株でさえ、30年の間には一時、不人気株になり下がることもある訳。
アメックス、ウェルズファルゴはリーマンショックでぼろくそに、
コカコーラは、砂糖一杯の不健康飲料の代名詞として、
フィリップモリスは、結構被害の巨額訴訟でコテンパにされるの。

それでも持ち続けるのが長期投資の神髄。
「ほったらかし」で居られる訳ないでしょう、長期投資って。
売買しなくて、持ち続けるだけでも、ハラハラドキドキなんだって。

長期投資って、その時代の人気株には目もくれないことも必要だな。
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