世界恐慌越えの恐慌と言っている割に、株式市場を見るとまだ実感がわかない。
日本でも米国でも、まだ数年前程度の指数株価に戻っているだけ、今はね。
恐慌って、もっとすごいことになると思っていた。
ダウ株価指数は1万ドル割れになり、
為替は1ドル50円か200円のどっちかに大きく揺れるもんだと想像していたけど、
個人的には、肩透かし。
政府が株式市場を買い支えている面もあるのかもしれない。
本日発表されたファーストリテーリングの今年度の業績見通しは、
昨年比で減額ながらも、純利益は黒字見通し。
世界有数のアパレル企業が黒字決算を見通せる環境で、恐慌のイメージがわかない。
世界各国で政府の緊急財政出動が行われているから、
市中に出回る現金は相当なモノになるんだろうなと考える。
本格的な恐慌が来る前に、財政出動をおこなったから、
恐慌後の世界が今見えているのだろうか、とも思う。
米国の失業保険申請数を見れば、
大判振る舞いの失業手当てに駆け込むのは当然の成り行き。
WMTやAMZNの求人募集よりも、失業手当でとありえず、
という考えも出てくる。
数年後に、感染に対する治療法が確立して、
恐れなく自由に外出できるようになった暁には、
市中に出回った現金(大判振る舞いの失業手当など)を
どのように回収するんだろうな、と。
対策がインフレだったらと思うと、
それこそが恐慌なんだな。
株価はインフレヘッジになるかもしれんが、配当はヘッジになるかな?
増配ペースがインフレペースに追いつけばいいんだが。
『かつてない危機』フレーズの経営者が多いが、だったら対策案を述べろよ、それが仕事だろう。
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