2020年4月9日木曜日

記事

『世界恐慌越え』恐慌なら、株価下落せずにインフレで上昇か?

世界恐慌越えの恐慌と言っている割に、株式市場を見るとまだ実感がわかない。
日本でも米国でも、まだ数年前程度の指数株価に戻っているだけ、今はね。

恐慌って、もっとすごいことになると思っていた。
ダウ株価指数は1万ドル割れになり、
為替は1ドル50円か200円のどっちかに大きく揺れるもんだと想像していたけど、
個人的には、肩透かし。
政府が株式市場を買い支えている面もあるのかもしれない。

本日発表されたファーストリテーリングの今年度の業績見通しは、
昨年比で減額ながらも、純利益は黒字見通し。
世界有数のアパレル企業が黒字決算を見通せる環境で、恐慌のイメージがわかない。

世界各国で政府の緊急財政出動が行われているから、
市中に出回る現金は相当なモノになるんだろうなと考える。

本格的な恐慌が来る前に、財政出動をおこなったから、
恐慌後の世界が今見えているのだろうか、とも思う。

米国の失業保険申請数を見れば、
大判振る舞いの失業手当てに駆け込むのは当然の成り行き。
WMTやAMZNの求人募集よりも、失業手当でとありえず、
という考えも出てくる。

数年後に、感染に対する治療法が確立して、
恐れなく自由に外出できるようになった暁には、
市中に出回った現金(大判振る舞いの失業手当など)を
どのように回収するんだろうな、と。

対策がインフレだったらと思うと、
それこそが恐慌なんだな。

株価はインフレヘッジになるかもしれんが、配当はヘッジになるかな?
増配ペースがインフレペースに追いつけばいいんだが。

『かつてない危機』フレーズの経営者が多いが、だったら対策案を述べろよ、それが仕事だろう。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へにほんブログ村



0 件のコメント: