2020年4月24日金曜日

記事

正社員で良かった。いいえ、株主で良かった。

少し前までは、株式投資はキャピタルゲインが王道だったけども、
今じゃ、減配しない安定した配当を出せるインカムゲインが盛り返している。

ちっぽけな額の配当なんか、相手にされなかったのに、
どこの投資サイトも安定した配当銘柄テーマが盛り返している。

株式投資に正解はないんだから、
結局、その相場状況で都合の良い投資法がテーマとなる。

日本はかつて、入社してから定年まで一つの会社を勤め上げることが美談とされてきた。
今は、多少の差こそあれ、まだ名残は残っているはず。とくに退職金制度あたりはね。

会社勤務では長年勤め上げることが美談なのに、株式投資ではそうはいかないのが常。
株式投資なら、せいぜい1銘柄の保有期間は数か月から数年ってところだろう。
長期投資は推奨されているが、美徳とされない。

自宅勤務だったり、休暇・休業取得推奨で会社に出社しなくても、
一応給与が確保されている正社員は、社畜と言われようが、
幸運を噛みしめている人も多いと思う。

しかし、株主だってそれに劣らず、この状況でも『幸運』なんだよ。
過去10年間、ディフェンシブ銘柄と言われている銘柄を持ち続けた人は特にね。

債権なみといわれようが、時代遅れと言われようが、
配当は払い続けられたし、配当維持の経営をしてきたから、減配もされない。

生活必需品だから、時代の流行に左右されない。
職場が会社から自宅に代わっても、必需品であり続ける銘柄だったわけだ。

正社員も今後はリストラ不安があるかもしれない。
株主も、ディフェンシブ銘柄とは言え、減配、無配不安があるかもしれない。

でも、どっちもそれはあなたが選択した『企業』に変わりはない。

過去の記事同様、
しつこいようだが、もう一度言おう。

正社員に勤務先の分散はできないから、1社と運命を共にする。
株式投資は、複数の企業の株主になれる、分散できるのがメリット。

だから、株主で良かったと思う。

くどいか?

リストラが先か、減配が先か、それが運命の分かれ道。正社員、株式投資の選択が問われることもある。
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