2020年2月22日土曜日

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ビザ、アルトリアどっちが配当生活に向いていたのか?

キャピタルゲインは一切無視して、インカムゲイン(配当)だけで過去10年のビザとアルトリアどちらが配当生活に向いているか、考えてみる。

年度 Altria Visa
四半期配当額 年度末株価 四半期配当額 年度末株価
2008 $0.320 $15.06 $0.105 $52.44
2019 $0.840 $49.91 $1.200 $835.24
※ 2019年度のビザの配当、株価は1:4の株式分割調整を反映

2008年度末の株価を参考に、1,000ドルずつ両銘柄に投資したとする。
アルトリアは66株、ビザは19株買えたので、
それが2019年度になると四半期配当額はいくらになるのか。

年度 Altria66株投資 Visa19株投資
2008 $21.120 $2.000
2019 $55.440 $22.800

10年経過しても、アルトリアのほうがビザよりも2倍近く配当額が貰えている。

ただし、アルトリアは10年で配当は約2倍強、ビザは10倍強なので、
両銘柄の上昇基調次第では、いずれ受領四半期配当額の逆転する可能性もある。

ビザ上場後の凄まじい増配率2桁上昇をもってしても、
10年程度ではまだアルトリアの配当額には追いつけない。

配当生活達成を第一に考えると、
キャピタルゲインはとりあえず後回しで、
初期投資の配当利回り

配当の絶対(増)額
が主目的となる。

0.8ドルの増配率5%分は、0.04ドル。
0.2ドルの増配率20%分は、0.04ドル。

増配率5%と20%では大きな違いだが、結局は同じ0.04ドル。
配当生活に必要なのは、増配率の大きさではなく、(増)配当額。

ビザの配当金額が大きくなって、将来も増配率2桁が維持されれれば、やがてはアルトリアを凌ぐ可能性もあるが、それは長期投資と同様に、複利のマジックが見えるまで待たなければならない。
ビザ上場からの10年では、まだ足りなかったようだ、配当だけはね。

キャピタルゲインからみれば、ビザの圧勝だということは忘れていないからね。

配当生活に必要なのは絶対額。利回りとか増配率は二の次。
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