2020年2月21日金曜日

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アルトリアは常に高配当銘柄だったわけではない_注目されるのは高配当のときだけ

アルトリアが高配当銘柄の代表みたいに言われているが、過去には配当利回り3%台の年度もある。
3%台も高配当かもしれないが、この程度の配当利回り銘柄は他にもあるから特段注目を浴びない。

年度 (adjusted) diluted EPS 年度末株価 PER 年間配当利回り
1995 $2.16 $30.0833 13.93 4.06%
1996 $2.54 $37.6667 14.83 3.90%
1997 $2.58 $45.2500 17.54 3.54%
1998 $2.20 $53.5000 24.32 3.14%
1999 $3.19 $23.0000 7.21 8.00%
2000 $3.75 $44.0000 11.73 4.59%
2001 $3.87 $45.8500 11.85 4.84%
2002 $5.21 $40.5300 7.78 6.02%
2003 $4.52 $54.4200 12.04 4.85%
2004 $4.56 $61.1000 13.40 4.62%
2005 $4.99 $74.7200 14.97 4.10%
2006 $5.71 $85.8200 15.03 3.87%
会社分割ため、単純比較不可
2012 $2.21 $31.4400 14.23 5.41%
2013 $2.38 $38.3900 16.13 4.79%
2014 $2.57 $49.2700 19.17 4.06%
2015 $2.80 $58.2100 20.79 3.73%
2016 $3.03 $67.6200 22.32 3.48%
2017 $3.39 $71.4100 21.06 3.56%
2018 $3.99 $49.3900 12.38 6.07%
2019(予) $4.15 $49.9100 12.03 6.57%

アルトリアの場合、タバコの規制絡み報道で株価が乱高下しやすいため、配当利回りが安定しない。
配当利回り3%台のときに、
タバコ株のくせして配当少なくなねー?の議論はされずに、
配当利回り6%台ぐらいになると、
高配当株のオワコンとして注目される。

AT&Tよりもはるかに「ましな増配」(四半期配当1セント増よりも『まし』という意味)を毎年実施していても、所詮は『タバコ事業』だからと、後ろ指を指される。

想像だけども、ビザ企業とて、カード手数料に関して独占禁止法が適用されればアルトリア並みの株価の乱高下がないとも限らない。

アルトリア一辺倒は危険だけども、分散してもつ分には、面白い銘柄だと思うけどな。
衰退産業と言われつつ、いつになったら、タバコ事業はなくなるのよ、と思う。
タバコ出荷本数が減っても、価格が上昇しているから、極端な売り上げ減が起きない。
そのうち、タバコのプレミアム化が起きて、
タバコ価格が高いから余計に吸いたくなるってならないか?
一種の優越感みたいな、葉巻きみたいなイメージ。

高配当の利回り値って、5%以上か?
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2 件のコメント:

たか さんのコメント...

ガンぷさんのブログは、配当をいろいろな面から書いてて
勉強になります

ガンプ さんのコメント...

今の株式相場環境では、配当はマイナー扱い。
キャピタルゲインが主流を占めているのは明らか。

しかし、低金利の世の中、株式の配当利回りは断然、魅力的。

コメントありがとう。