分散投資の定義って、不明瞭な点が多くある。
まず、分散対象が株式投資銘柄なのか、それとも金融商品(先物、オプション含め)すべてなのか?
それに、分散する数も不明瞭。
2銘柄以上への投資は、分散になるのか?
5銘柄以内への投資は集中投資の範疇で、6銘柄以上なら分散投資って訳でもないだろう。
投資資金に依存するので、何をもって分散投資というのかわからん。
さらに、ややこしいのが指数ETFの扱い。
S&P500の株式指数連動のETFなんかは、500銘柄に投資しているのだから、分散投資の一つと思うがどうだろう?
特定セクターのETFでも、分散投資に変わりはないと思う。
ETFとて投資信託に変わりはないので、毎年、運用費が株価から差し引かれている。
J&J、P&G、KOのような個別銘柄を持っていても信託運用費用は掛からないが、
指数投資ETFではその費用を負担させられる。
つぎに、集中投資。
金融資産の半分は株式1銘柄のみに投資して、残り半分をMMFっていうのはどうなる?
さすがに、これこそ集中投資と思うのは、下記のみ。
『全資産を株式1銘柄のみに投資する』
バフェット氏並み位の資産だと、
1つの銘柄に投資できる以上の資産価値だから投資銘柄は複数になってしまう。
個人的に、株式投資でなぜ分散するかというと、次の3点。
1.バフェット氏ほど賢くないこと
2.30年以上の長期投資で10倍株を拾うには、銘柄数が多ければ確率は上昇する
例)かつての検索サイト銘柄
Yahoo、Excite、Infoseek、Google、MSN(MSFT)5銘柄に分散投資しておけば、
Yahoo、Excite、Infoseekの損失分をGoogleが補ってくれる。
天才投資家はGoogleの1点買いだろうが、
わたしにはそこまで見通せるほどの才能を持ち合わせていない
3.分散投資でもうまくいけば、庶民レベルでは十分な利益が確保できると信じている
集中投資も分散投資も境界線が見えていなし、
2つ以上の株式銘柄に投資していれば個人的には「分散投資」と思っている。
そういえば、GPIFは巨大な分散投資をしているよな。
ビザ株の集中投資していれば過去10年で10倍になったのに.....
GPIFも無知だな~とは思わないだろう。
大事な年金資金の運用なんだから。
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