長期投資の要は、評価資産が時間とともに比例で増えることではない。
ある時期に累乗で増える時期がある。
どの銘柄にも旬がある。
株価が2倍になって、さらに2倍になるような時期がね。
2倍の2倍だから、最終的に4倍になる。
累積じゃなくて累乗の世界。
いまではオワコン扱いされているIBMやエクソン・モービルもかつては、今のビザ、マイクロソフトのような花形銘柄の時期が何度もあった。
どの銘柄が将来「旬」になるかは、分からない。
しかし、バイアンドホールドが有効なのは、この旬を捕まえる確率が格段に上昇するということ。
20年前にアップル株に投資をした人は、今のアップルを想像していたとは思わない。
GE株も同様だ。
仮にアップルとGEの両銘柄、20年前から投資をし、バイアンドホールドを貫いたらどうなっただろうか?
アップルの投資利益だけで十分潤う。
GEの株価が今ほぼ無配で株価が一桁台になって投資損をしたとしても、アップルのお陰で気にならないし、気にもかけない。
GE株を20年持ち続けたら「愚か」と言われるだろう。
アップル株を20年持ち続けたら『まぐれ』と言われるだろう。
株式の短期売買に勤しんでいたら、この「まぐれ」は永久にやってこない。
バイアンドホールドを貫くのは、何も配当だけが目的ではない。
この「まぐれ」が突然やってくる。
しかし、短期売買では、この「まぐれ」に便乗するには遅すぎる。
ビザIPO後の数年間は、大した株価上昇はなかった。
だからといって、ビザを手放していたら、過去10年の株価上昇の恩恵にはありつけない。
近頃株価が上昇基調に乗っているディズニーもそう。
つい数年前までは、Netflixの台頭を前に過小評価されていたのに、それを凌ぐほどの再評価で株価が上昇傾向にある。
来年、どの銘柄が脚光を浴びるかなんかわかるわけがない。
だから、持っておくしかないんだよ。
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