2019年10月30日水曜日

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配当を一度開始すると、止められない。

キャピタルゲイン投資派は、株式投資の目的は配当ではなくて、株価の差益を狙う。

究極的には、配当を出すぐらいなら、配当に向けた資金を将来の事業投資に振り向けて、最大の利益拡大を狙え!と思うだろう。

株価上昇の源は、利益が成長すること。配当が成長することではない。

ビザ、マイクロソフトをみると無配でもいいんじゃないかと思う。
無配でもいいから、将来の事業に資金を向けろと思う。

アマゾン、アルファベット、フェースブックは無配。

『配当支払いが開始される』と、よく言われるのが
「成長が止まった」

配当に回さない資金を、将来どのように使われるかわからない内部留保ばかり行う日本企業には感心しない。
アマゾンのようにドローン、AWSと新規事業展開に稼いだ利益を使うのとは対比的である。

一度、成長が止まり、利益を新規事業に向けるほどの理由がなくなると、自社株買いか配当圧力が株主から起きる。そして、配当を開始する。

一度配当を開始すると、配当を止める理由のほとんどが、
配当を出すほどの利益が出せない状況に陥った
とき、まさに企業が傾いたとき。

逆に言うと、新規事業に資金を向けるとか買収するとかの理由で、配当を止めることはない。
かつて、ファイザーは企業買収資金確保のために、配当を半分に減配があった位で、無配までには陥っていない。

配当を開始すると、それを止めるのは米国企業にとっては難しんだろうなと思う。
GEでさえ四半期1セントを維持している。


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