2019年10月31日木曜日

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アップル決算ー前年同期比増収減益なのに、EPSは前年比より高い、なぜ?

増収減益決算だから、前年同期比で売り上げは上げたが、純利益は下げたことになる。
EPSは、1株当たりの利益。普通なら、EPSは下がるはずだが、上がった。

自社株買い

そう、自社株買いで『利益/株式発行数』の株式発行数を減らしたから。


橙枠の数値は、赤色枠の数値をみればわかる、利益額よりも発行株式数のほう減少割合の方が大きいので、下線のEPS値は前年同期比で高くなる。

Dilutedベースで、発行済み株式数は、今回の4Q四半期で327,174株減ったことになる。

参考までに、前年同四半期ベースの過去の減少数推移は、dilutedベースで、
’19年3Q四半期では、325,229株
’19年2Q四半期では、367,847株
’19年1Q四半期では、384,535株
’18年4Q四半期では、336,038株
’18年3Q四半期では、306,890株
’18年2Q四半期では、193,195株
’18年1Q四半期では、170,208株
’17年4Q四半期では、209,748株
’17年3Q四半期では、239,282株
’17年2Q四半期では、279,198株
’17年1Q四半期では、266,132株

自社株買いするだけの資金は過去の偉業でたんまりあるから、
EPS値のかさ上げは........


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