一度増配があると、次の増配・減配・無配があるまでは、維持される傾向にある。
企業銘柄であれば、通常、各四半期毎で配当額は変動しない。
REITやETFの類であれば、四半期ごとに前四半期と比較して配当額の変動がある。
配当額は『一般論』としては、株価よりもはるかに安定している。
そこが心地よい点。
しかし、無配当転落は心地よいものではない。
株価は、刻々と変動する。
市場参加者が、頻繁に売買の株価を言い合っているからね。
それこそ株式投資と思う人もいるだろう。
ダウ銘柄でみれば、増配は年に一度のペースでやってくるのがほとんど。
今年に入って、まだ増配の発表をしていないのは、MRK、UNH、NKE、DISぐらいだろうが、いずれ発表する。
配当は、株価と比べれば穏やかなもの。
増配率は大方、数%から20%ほど。
時に前四半期比2倍というのもあるがまれ。
減配の場合のほうがきつい傾向にある。
個人的な感想で言えば、減配するときは、半値、すなわち50%にする場合が多い。
それか、1セント。
だったら無配にすればいいじゃないかと思うが。
キャピタルゲインを狙う人にとって、インカムゲインなんてのはちっぽけなものに映る。
①100万円投資して、1割上昇すれば10万円の利益。
②1年間持ち続けて、5%配当で5万円。
①なら1年間待たずに、値上がりしそうな銘柄を選べば(容易くはないが)短期間で利益が手に入る。理屈ではそうなる。
連続増配当銘柄を目指しているなら、長期でもキャピタルゲインは十分得られる確率は高いと感じるし、増配する銘柄は、増配しない銘柄よりも、おおよそ株価は下落するリスクは低いと思っている。
安定した(増)配当銘柄を積立投資している人は、キャピタルゲインも得やすい傾向にあると推測。
つまるところ、配当が先か、株価差益が先かというよりは、毎年増配ができるほど業績・財務が安定している銘柄なら、
「配当派か投資利益派かは、気にしない」
となる。
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