2019年10月13日日曜日

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裕福層の定義で3千万円、5千万円、1億円の区切りは何を意味している?

野村総合研究所(NRI)の裕福層の階級は下記のようになっている。

超富裕層:資産5億円以上
富裕層:資産1億円以上5億円未満
準富裕層:資産5,000万円以上1億円未満
アッパーマス層:資産3,000万円以上5,000万円未満
マス層:3,000万円未満

3千万円、5千万円、1億円、5億円が区切りになっている。
私が疑問に思ったのは、この数字の区切りは何?と思った。
逆に5千万円と7千万円ではだめなのかと?

私の推測では、おそらく『きれいなピラミッド階層』を作ろうとすると、
これらの資産額の区切りが適切だったのだろうと、勝手に思っている。

5階層に分けるのであれば、80:15:4:0.9:0.1程度の割合にしたい。
裕福層のきれいなピラミッド階層が崩れれば、
おそらく裕福層階層の資産額区切りも変更になるはず。
将来、最初の資産区切りが3千万円から、2千万円or4千万円になるかはわからないが..

一時期、公的年金のほかに2千万円必要と一時期騒いでいたが、
この裕福層の区切りだと、年金の他に資産2千万円を持っていてもマス層だ。
現実は厳しいことを指している。

会社員の生涯の収入額が1~3億円と仮定すれば、『何もしなければ』裕福層になれそうにはない。
生活費をどれだけ切りつめても無理な話だろうし、税金で数割は生涯持っていかれる。

『となりのお金持ち』の本を読むと、お金に困らない裕福層・準裕福層ほど、裕福というか贅沢な暮らしはせずに、マス層と変わらない生活を送っていることが分かる。
お金に支配されるか、お金を支配しているかの違いだろう。

裕福層からマス層にいくには散財すれば済むが、
マス層から裕福層にいくのにどうしたらよいかは誰も、学校でも教えてくれない。

まぁ、別に裕福層になる必要もないといえばそれまでだが。


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