2019年9月3日火曜日

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株式投資でフルリタイアを目指すのなら、平均生涯収入総額到達までが目安_お金がお金を生む時期に達すること

上司が気にくわない、社風が合わない、残業前提の業務が嫌、集団協調が嫌。
仕事を嫌いになる理由はたくさんある。
会社が嫌いじゃなくても、リストラで定年まで居られない可能性もある。

とはいっても、世の中、何らかの収入を得ないと、生活できない。
学校卒業後は、大方、雇われ前提の人生が待っている。

日本のサラリーマンの生涯賃金は、2~3億円といったところ。
サラリーマンで定年まで勤めあげても、平均して2~3億円しか稼げない現実がある。
株式投資で2~3億円の資産を築けば、「生活のために」働かなくてもよいかの目安だ。

目安は、その資産を『どう生かすか』による。
資産を取り崩して人生100年まで生きるとしたら、
お金は足りるかの発想がまずいけない。

早期退職して50歳から100歳まで50年間生きて2億円で足りるかなんて、考えない。
2億円で年間、どれだけの配当・利子が貰えるかを考える。
ゼロから億の資産を築いた人は、『お金がお金を生む』ことの重要性を理解している。
だから、取り崩すという発想はしないと考える。

考えることは、次の2点。
①リーマンショック級の下落が来ても耐えられるだけの資産構成に変更する
②資産を取り崩さずに、資産から生まれる利子・配当・収入で生活をする
 億レベルの資産を残して死ぬなんて、もったいないと思う?
 資産を取り崩して、長生きしてお金が無くなる恐怖よりはましだよ。

さらには、年金の考え方。
会社員を辞めれば、厚生年金、企業年金、健康保険などの優遇は受けられない。
『これだけの優遇』と考えるか、『これぽっちの優遇』と考えるかは、貴方次第。
個人的には、株式投資で2~3億円の資産を築ける能力があるなら、
個人の資産能力は凄く高いと思うから、『これぽっちの優遇』と思う。
公的年金の不足分を②で補う発想。そもそも公的年金1本では考えていない。

2~3億円の資産を築けたひとなら、要は常に資産活用を考えているということ。
そこからさらに増やすことも考えるが、それよりも重要なのは減らさない運用。

F.I.R.Eの記事をよく読むと、
リタイア後も自分たちの資産形成という仕事を継続
していることが前提条件となっている。
ほったらかし株式投資は、他に収入があってこそできるもの。

おそらく、数億円の資産を形成した株式投資家は、
人生の終わりまで株式投資にかかわるはずと思う。

蛇足だが、1億円未満の株式資産の配当でリタイアを考える人もいるが、
個人的には耐えられないと思ったので、生涯収入総計額が目安となった。

・リーマンショック級で5千万円まで(半分まで)に下落する可能性があること
・高配当銘柄は、無配・減配リスクを常に持っている
 ダウ銘柄で平均2%、S&P500なら1%台が現実。
 3-4%でリタイアの配当をあてにするのは危険、別にトライしてもいいけど。
・米国株式投資には為替リスクがつきまとう
・長期では株式資産も過去の実績から上昇推定できるが、人生は違う。
 1日1日の繰り返しだから、短期の資産下落に耐える必要がある。

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