2019年9月22日日曜日

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ビザ、マイクロソフトに投資するのは利益が成長しているから、事業に惚れるなかれ

ビザは、マスタ位しか競合相手がいなく、カードネット決済ではほぼ独占。
それに営業利益率は60%以上。これらの理由で、ビザ株を買うわけではない。
別に上記の理由で買ってもいいけど。

営業利益率が60%以上だろうが、毎年の利益は前年比で成長してくれないと
株価は上昇しない(と思っている)。

マイクロソフトも同様の考え。
クラウド事業(Azure)を持っていているからマイクロソフト株に投資するわけではない。
くどいようだが、別に上記の理由で買ってもいいけど。

AzureがAmazon、IBM、Googleのクラウド事業よりも優位性があり、
売上、利益が毎年成長する期待が持てるから、マイクロソフト株に投資する。
優位性がなくても、クラウドの市場規模が増え続け、その恩恵に預かれて、
利益成長するなら、それでもありと思う。

株式投資にあたり、企業分析を行うと、つい、その事業に惚れてしまうことがある。
例えば、ボーイングなんかもそうだ。競合相手はエアバス位しかない。

大型旅客機の飛行機需要が旺盛になると、ボーイング、エアバス位しか選択肢はない。
しかし、需要に陰りが見え始めると、独占企業であっても、利益は伸びない。

石油メージャーも似たようなもので、石油採掘から精製まで一貫できる企業は限られる。
石油需要が旺盛になると、途端に、石油メージャーの事業の優位性を語り始める
ブログが出始める。

クラウド、サブスクリプション、と流行銘柄を追いかけたとしても、
利益が成長しないことには株式投資の対象とはならない。

ただ、どの企業も毎年、『長年にわたって』利益成長することはあり得ない。
いずれは停滞する時期がある。
マイクロソフト、IBMの株価チャートを見れば理解できる。
ビザはIPOしてからまだ10年程度だから、株価チャートではそれを垣間見れないが、
それでも、IPO直後の数年は株価は大した上昇していない。

長期投資で個別銘柄投資をすると、
この停滞する投資銘柄を持ち続けるか、それとも一旦売却するかの判断に追い込まれる。

この点、株価指数のETFは、楽である。持ち続ければいいから。
世界(米国)経済の成長だけを信じればいい。
成長しないと判断したら、株式投資からは手を引くか、ベア型に転換するしかない。

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