全ての金融商品で、元本割れが生じる可能性は絶対にある。
元本保証している企業、国(政府)が、
『すみませんが、元本を満額払えません』と言われれば、
それでアウト。
元本割れしないのは、企業または国が保証しているのであって、
その保証元が消滅すれば、元本保証も消滅する。
国債も一見元本割れしないように見えるが、
絶対に元本割れしないわけではない。
元本保証を国(政府)がしているだけである。
日本がアルゼンチンのようになるわけがないと思っているかもしれないが、
アルゼンチンとて、かつては先進国扱いされていた時期があった。
アルゼンチン国民は、自分の通貨よりも米ドルを好むかもしれない。
自国通貨のインフレが凄いので、自国通貨をただ持っていると
実質毎年目減りするから。
通貨を持っているだけなら元本は保証されてるが、インフレのお陰で、
価値はただ下がり。
金融機関のセールスであれば、
『人気商品です。
みんなが買っています。
元本保証ではないですが、かつて元本割れしたことはありません』
というのはよく聞くフレーズ。
インフレを想定すれば、元本保証したところで目減りするだけと気づく。
また、『元本保証』の内容にも注意が必要だ。
投資先国通貨での元本保証をうたっているところもあるから。
元本保証よりは、強い通貨先の金融商品のほうが個人的には心強いと思っている。
強い通貨に『円』が含まれているかどうかはあなたの考え方次第。
ただし、投資に『絶対』がないことだけは確か。
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