2019年8月31日土曜日

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勤務先1社に託すか、分散投資で複数に託すか

世間では、『株式投資に時間を割かないで、労働にいそしめと』。

会社員で肩書がつけば世間体も良くなるし、給与も上がる。
株式投資は失敗したら終わりだ。
どっちが大事かわかるだろうと。

昭和・平成の古い考え方のようにも聞こえるが、
勤労というのは当然の成り行きで考えられる。
勤労もせずに収入が得られたとしても、世間では怪しいと思われる。

あくまで、論理的にリスクを考えれば、勤務先というのは非常にリスクが高い。
30年の間に1社だけに依存する世界だから。

就職して何年勤め上げるだろうかと。
転職が多くなったとはいえ、今だに正社員の身分が確保されれば、
定年までしがみ付くのでは。
そうなると、30年ほどの勤務。
投資で考えれば30年の長期投資。
30年の勤務時間の見返りに給与・退職金がある。
会社が傾かなければの話だが。
おそらく、給与は30-40歳まで天井だろう。役員にでもならなければ。

1社に依存するから、貴方は会社に忠誠心を誓わざるを得ない。
社畜、ブラック、サビ残、しがみつく、の言葉が生まれる。

これが30年間の分散株式投資なら、どうだろうかと思う。
30のダウ銘柄に投資したとしても、配当は減配しただろうか?
GE株位しか思いつかない。確率としては30分の1。

サラリーマンは、知らずのうちに自分でリスクを高めている。
1社のみに依存してても、朝出勤すると、みんなが出勤しているから、問題ないと感じる。

株式投資をすると、つねにリスクを考える。
明日、株価下落するのではと、無配になったらどうしようかと。
それで、投資先を分散する。勤務先に人生を委ねるよりはましだと。

バフェット氏は、分散を無知と例えたが、天才のいうことは私にはわからない。












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