長期投資の『長期』は、一体いつまでの期間を示すか?
私なら、最低20年間は欲しい。10年程度の株価低迷は十分あり得るから。
S&P500の株価チャートを見れば、赤線部分が株価低迷しているので、
この時期から投資を始めた人は、上昇気流にのるまで助走時間が長かったことになる。
助走時間が長ければ、その分投資額を増やす機会でもあるため、見返りは大きい。
この過去チャートを見れば、30年間の積立投資をすれば、十分と感じる。
あとは、為替次第。過去には1ドル360円から70円台まで大幅に円高だった。
現在1ドル100円前後の相場が、1ドル200円とか50円に動くかは、
誰にもわからないから、心配するだけ損。
ドル資産を増やすことだけでに専念したほうがよさそう。
仮に30年間の長期投資をすることで、『早期』リタイアが実現できるかどうか?
23歳から勤労を始めて、勤労収入の一部を投資資金に割り当てる生活を30年間。
53歳になる。
今の定年が60歳だとすると、7年分早く勤労生活を切り上げられる。
将来の定年は70歳とすると、17年分早くなる。
早期リタイアと言えば、早期ではあるが、実際は投資収入が得られることで、
勤労しつつもリタイアみたいな感覚が『30年の期間の途中』から味わえる。
投資期間を30年以上続ければ、その期間中に勤労収入と配当(または投資)収入が
拮抗し始めることさえある。
貴方の投資スタイルと勤労収入額に依存するので、いつから拮抗し始めるかは特定
できないが、配当収入は見逃せない。
配当収入の支えがあると、人生の選択肢が増える。
30年の長期投資期間の”途中”から『いつでも、会社を辞められるという心構え』は、
「生活のため、家族のため、会社を辞められない」という精神状態よりはるかにいい。
昨今の転勤、育休のイベントにも怯えなくなる。
会社員の勝ち組と思っている社員同士の社内競争ほど、面倒なものはない、
ラット競争から逃れられるなら、それに越したことはない。
30年程度の継続投資で、会社依存から『精神的』に離脱できるのなら、短いと思う。
長期投資とアーリーリタイアは相反しないと思う。
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