2019年7月13日土曜日

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株式投資を副業にしても、勤労生活の苦労は減らない

株式投資を副業にして、正社員としての勤労収入を主業にする。
両方のいいとこどりを目指して、ハッピーセミリタイア生活を夢見てる人がいるけど、
現実は厳しいからね。

まず、必ず出てくるのが「正社員で出世を望まず、ほどほどの働きをする」。
このような「ほどほどの働きをする」ことが”許される”ような企業が本当にあるか疑問。

「ほどほどの働き」が曖昧過ぎて意味不明なんだけど、
定時退社、育休、実残業の勤務届を取ることが現実の世界で、
どれだけ大変なことか、認識できていない。会社の空気が支配している。

積立投資で、米株式投資の配当額が膨れ上がってくると、
勤労収入と米株配当収入の効率の違いというか、
労働と資本の対価に対する考え方が変わってくる。

ピケティの「r > g」のように、r (資本収入≒利益率)> g(所得の伸び率)
が手に取るように実感として分かり始める。

現場できつい仕事をしない管理職や経営者の給与の昇給が良くて、
一般社員の給与所得の伸び率が良くないは、なぜかって思うときがないか?
両方とも「g」に変わりはないんだけど。gの中にも格差がある。

そして、配当金額が膨らむ時点(例えば年間100万円と給与1か月分達成とか)で、
配当収入のほうが実入り良くなくねぇ、っと疑問を持ち始める。

大手企業の正社員なら相対的に福利厚生が厚いから、なかなか辞められない。
これもわかる。
一度勝ち取ったものは、70歳の再雇用まで会社に居座り続てやると。
転籍されようが、降格されようがね。
そして、ほどほどの会社員生活を目指して、
ほどほどの足りない給与部分を配当収入で賄おうと考える。
でも、やはりこの「ほどほど」がね...言葉の響きはいいんだよ。

結局、配当が膨らむとセミリタイア生活では2つに悩まされる。

・ほとほどの仕事の調整が難しい。
・配当収入の効率の良さに勤労収入が圧倒される。

仕事でベストを尽くすのも難しいが、「ほとほどの仕事」も同様に難しい。

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