2024年12月20日金曜日

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モノポリー(ボードゲーム)でワイド・モートを学ぶ。

今の世代はボードゲームをやるのか知らんが、
俺の世代はまだスマホなんかあるわけもなく、
友達の家でボードゲームの「人生ゲーム」とかして、
時を過ごしていた。

株式投資をする上で、
役に立ったボードゲームと言えば「モノポリー」。
ボードゲーム「モノポリー」自体は、
株式投資ではなく不動産投資そのもの。

土地、建物、ホテルを購入したり、取引したり、
レンタル料をもらいながら、
最終的に独占的な立場になって、相手を破産させる。

「こんなビジネスライクなシビアなゲームを
 子供がするものか」と思うほど。

当時はこのゲームを通じて自然と、
有利な物件(投資額とレンタル料のバランス)の見極め、
お金を借りるコストの匙加減(抵当権とのバランス)など、
最初は非常にとっつきにくいんだけど、
やっているうちにルーレットの運次第で決まる「人生ゲーム」より
判断を求められる「モノポリー」のほうが、
断然楽しくなってきた覚えがある。

モノポリーは「独占」で、
ワイドモートは「持続的な競争優位性」で、
基本違うものではあるが、
ワイドモートがないとモノポリーを
実現するのはなかなかムズイ。

俺は株式投資をする上で、
注視するのはワイドーモートよりもモノポリー。
ただ、独占禁止法があるので、
正確には「デュオポリ」(2社独占)、「トリオポリ」(3社独占)
ぐらいがちょうどよいかも。
ボーイングとエアバス、ビザとマスター、
Deere & CompanyとCNH Industrial、Nikeとアディダスとか。

モノポリーでも、公益系(電気ガス供給、通信)会社は除く。
公益系のモノポリーは逆に規制があって、
逆に競争が働かんから。

モノポリーに特化した投資信託
「世界モノポリー戦略株式~」も一応あるんだが、
保有銘柄のほとんどが公益事業の会社ばかり。
モノポリーと言うより、公益ファンドに見えてしまう。

競争で揉まれて勝ち抜いたモノポリー企業が望ましい。
それをボードゲーム「モノポリー」で教わったんだな、ガキの頃に。

「神の見えざる手」というより「独占価格」のほうが多いんじゃない、世の中。
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