2024年8月20日火曜日

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米国株指数投資の為替リスクはいかほどか、過去実績データで調べてみる。

VOOとSPYで、
毎年の円建ての株価を計算するのは面倒なので、
上場時の円建て株価と昨日の円建て株価で、
投資利回りにどれだけ差がでているか検証してみる。

まず、VOOから。
 VOO上場当時の終値$101.32ですが、
 配当、分割による遡及修正込みで$78.21
 (Yahoo!Financeデータ元)
 とあるので、こちらの株価を採用し、
 当時のドル円為替約83.63円/$なので、
 円建てでは約6,540円。

 んで、昨日の終値$511.39で、
 今の為替が146.44円/$なので、
 円建てでは約74,887円。

 約14年の投資で6,540円が74,887円に上昇した場合の
 投資利回り(年間複利)は、約19%。
 ドル建てだと、$78.21が$511.39なので、
 投資利回り(年間複利)は、約14%。

 VOO上場の為替は100円割れの超円高だったので、
 今の円安が相当に優位に働いている。

そして、長老のSPYだと。
 上場期間の長いSPYでは、
 上場時(1993年)の配当、分割による遡及修正込みで$24.68
 当時のドル円為替約124.65円/$なので、
 円建てでは約3,076円。

 んで、昨日の終値$554.31で、
 今の為替が146.44円/$なので、
 円建てでは約81,173円。

 約31年の投資で3,076円が81,173円に上昇した場合の
 円建ての投資利回り(年間複利)は、約11.13%。
 ドル建てだと、$24.68が$554.31なので、
 ドル建ての投資利回り(年間複利)は、約10.55%。

 上場時の為替は今から見れば20円ほどの円高だが、
 円建てとドル建てで投資利回りで1%の差が出るほどに、
 優位には働いていない。
 30年越えで約0.6%の差はデカいとみる向きもあるが。

短絡的で思い付きの解釈として、
投資期間長ければ長いほど、
ドル円為替による投資利回りの影響は薄れていくんだろうな、
と思っている。

まぁ、あまり深く考えずに、投資しているほうが儲かる、
と思っているほうが良いと個人的には思っている。
あーだ、こーだ、考えて時間を費やして投資の機会を逃すよりは。

急いで計算したので、計算間違いがあるかもしれない。
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