2024年8月3日土曜日

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長期投資と言うのは、「かなづちの人に嵐の中100m泳げ」と言っているようなもの。

「ただ黙って、米国指数積立投資を継続すれば儲かる」
検証データをたくさん見せつけられても、
それが出来ないから、もがき苦しんでいる。

SNS界隈には、
「投資し続けた場合と
 株価がもっとも上昇した5日間に投資しなかった場合」
のグラフまで出しているんだが、俺はこのグラフが理解できない。

「投資し続けた」というのは、
どういうことか理解できない?
「毎日、継続追加投資した」ことを指すなら、
それは無理ゲーと思う。
毎日、追加投資出来る個人投資家がどんだけいる?
「保有し続けた」と言うことなら、理解できる。

あと、
「株価がもっとも上昇した5日間に投資しなかった場合」
って、これ、そんな器用な投資できるものか?
こんな器用な投資条件出されても?って俺は思う。

むしろ、
「株価がもっとも下落した5日間だけに投資した場合」
のグラフを見てみたいな。

株式投資を始めて、いきなりの長期投資は無理なんだよ。
株式市場は、そこまで甘くない。

「かなづちで泳げもしないのに、嵐の中100mを泳げ」
と言っているようなもの。

まずは、「体が浮くこと」と「息継ぎ」を習得するのが先決。
それは、プールに入って初めて体験するもの。
水泳の教科書から学ぶのは理屈だけ。

株式投資して、初めて、いろんなことが体験できる。
株式市場には「群衆心理」っていうものがあるから、
株価理論だけで株価は動かないことが身に染みてわかる。

企業業績は滅茶苦茶良いのに、
相場全体の不調さに引っ張られて、
株価下落の憂き目を何度も経験する。

そういうことを理解しながら、
やがて「息継ぎ」出来るようになる。
俺自身、最初の10年間は、何度も溺れかかっているし、
息苦しかったし、なんで株式投資しているのか、って思ったし。
長期投資ガチホが身についたのは、それからだよ。

株式市場では最初からプールを用意してくれない、
広大な海だからな。今の相場は貴重な経験になる。

実を言うと、俺かなづちで、いまだに泳げないんだ。例えが良くないな、すまない。w
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