俺自身、株式投資を始めたころは、
いろいろな本を漁って読んでみて、
さて実践しようかと思ったけど、
その投資理論を実践するだけの資産が無いことに気が付く。
始めに気が付けよ、自分は本当にのろま、だと。
そういう観点で見れば、
バフェット氏の書籍を読んでも、
参考にはならんかった。
バフェット氏は事業家であって、
零細な個人投資家じゃないんだからねぇ。
ロイターとかブルームバーグ記事でまれにみる、
ヘッジファンドの清算(解散)の話では、その多くが
解約による運用資金の少なさが原因となっている。
運用資金のデカければデカいほど、
株式投資運用の選択肢も増える、んだなと悟った。
相対的に手数料も安くなるだろうし、
大きなトレードで相場に影響を与えることもできる。
株式市場を通さない証券売買も可能だし。
それらの優位になる話を聞いても、
俺みたいな零細な個人投資家にとっては、
何の役にも立たない。できないのだから。
過去に何度も言っているが、
個人投資家は機関投資家のようには振舞えない。
投資本の中には、機関投資家向けの投資理論も数多くある。
分散投資でも、債券、不動産、株式に分散と謳う投資本あるが、
そんなもん、庶民が現物で実践できるはずもないし、
その手の投資信託購入してもカモにされているだけ。
俺がせいぜい分散できるのは、株式銘柄だけ。
不動産、債券に分散しても、
果たして分散できているのかわかっていない。
不景気になれば、不動産価格は下落するだろうし、
債券もジャンクならたたき売られる。
それが果たして、分散できているのだろうか?
国債とて、証券会社が提示されたものしか売買できない。
不動産も大手と違い、融資も買える不動産も制限される。
機関投資家と違い個人投資家は、
売買できる金融商品は限られているし、
小口だから手数料は高いしで、不利なんだよ。
これも何度も言っているが、
機関投資家に唯一対抗できるのは、長期投資。
個人投資家は自分のために投資できる。
機関投資家は顧客のために投資しているし、
短気な顧客に配慮して短期投資に靡かざるを得ないからね。
それじゃぁ、わかった、
「長期投資するための行動は?」と聞かれたら、
早くに株式投資をして、
多くの経験を積んで、
ガチホできる銘柄を見つけること。
極論だが、投資理論なんか、個人投資家にとって、
どうでもいいよ、そんなもん。
「ピーター・リンチの株で勝つ」が個人投資家向けで一番わかりやすい良書。
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