長期投資すれば、簡単に資産が増えるような
複利グラフを示して語る記事、ブログ多いけど、
そのグラフは理論グラフであって、現実のグラフじゃない。
〇〇%複利で資産は○○年で○倍に。
定期とかの預金なら、インフレ負けしているのが現実。
債券投資なら、債券価格の変動で利回りが調整される。
株式投資は、配当はオマケで、株価差益なので、複利とは水と油。
預金、債券投資、コモディティ(金とか)とかと
株式投資を比較する際に、特定期間の投資利回り
(複利の利回り値)を用いると便利なので、
そうしているだけの話し。
そこだけをくみ取って、
株式投資が複利効果にように増えてしまうと、
最初は錯覚するん。
100万円の評価株式資産が150万円に増えて、
そこから暴落して、75万円になるような世界。
50%資産増えて、50%下落。
一見、資産減っていないように見えるが、
評価資産増えた分だけ、暴落時の額も大きい。
こんなことが、長期投資すれば、何回も巡ってくる。
グラフ化すると、短期間の一時の暴落、上昇は
期間の幅(月間とか年間とか)によって消される。
消されるもんだから、無いものだと思ってしまう。
記憶に残るのは、歴史に残るような株式暴落だけ。
世界恐慌とか、リーマンショックとか。
でも、実際には株式保有している人間は、
1週間で10%の下落なんぞ、いつものこと。
それが耐えられないんよ、普通は。
長期的視野に立てば、
複利のように資産が増えるとの実績があっても。
もう、過去の実績はどうでもよくなって、
株式市場から撤退することになる。
株式保有しないと、わからんことはたくさんある。
むしろ、そこらの投資本よりも、はるかに現実を教えてくれる。
株式投資を若いうちに始めるのに、失敗はない、と思うけどな。
今じゃ、数万円から始められて、自分に合うかどうかもわかるんだし。
30年前に20万程度の投資から始めて、今じゃ、日々の変動幅が数百万、千万円の世界。別世界だな。
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