「一億中流社会」と言う言葉が
昭和後期に流行っていた気がする。
貧乏でもなければ裕福でもない、
自らの生活レベルは中流並みと意識していた時代。
このバズワードは、世論調査からの結果から持たされたものらしく、
回答種類は「上」、「中の上」、「中の中」、「中の下」、「下」
の5つで、「中の上」、「中の中」、「中の下」の3つ合わせた回答率が
1970年で9割越えで、リーマンショック後の2013年調査でも9割越えらしい。
wikipediaのこのリンクから。
それがいつごろか聞かなくなり、
経済格差とか、裕福層の定義が台頭してきた。
今は世帯の8割弱がマス層、と言われている。
アッパーマス層を含めれば、9割越え。
暴論だけど、日本の中流意識はマス層の意識と一致する、
と思えなくもない気がする。
マスは大衆の意味合いがあるから、
大衆の多くはいまだに中流なんだなぁ、とも思える。
老後30年間で約2000万円が不足するとかの試算で、
老後2000万円問題が過去に提起されたが、
老後に2000万円の資産があっても、
マス層でなんとかなるんじゃぁ、ともとれる。
なんだか、結局、経済格差とか騒いでいる割には、
いまだに中流意識は継続している気がするな。
ただ、マス層で良いと思えばFIREとかの発想は出てこんから、
FIREは相当マイナーな世界なんだよな。
周りと同じなら、なぜか、安心感を生む中流意識。
0 件のコメント:
コメントを投稿