アップルの決算が発表されましたが、
増配は昨年に続き四半期1セント増。
これ、かつてのAT&Tと同じじゃん。
それとは反対に、自社株買いの勢いが止まらん。
2012年以降、自社株買いの総額は5,720億ドル。
今のアップルの時価総額が2.7兆ドル。
儲けた利益で、発行済み株式を消却するんだから、
そりゃぁ、利益成長が芳しくなくても、
EPSは上昇するから、PERが一定なら、株価は上昇傾向に。
今回の業績発表で、更に900億ドルの自社株買いを発表。
今回の四半期利益が241億ドルなので、軽く4倍弱の額。
アップルは、自社株買いに取りつかれている感じ。
俺の私見だけど、米国企業は日本企業と違って、
「使われないお金」は株主に還元する傾向にある。
お金は使ってなんぼのモノ、って言う根底がある。
儲かっているなら、債務超過寸前でも構わない、
と言う企業が結構あるし。
コルゲート、ホームデポ、フィリップ・モリス、ボーイング然り。
日本企業は、不測の事態に備えて、お金を温存する傾向にある。
スティーブ・ジョブス氏が経営していたころは、
日本企業の考え方に近かったんだよな。
なにせ、倒産寸前で暫定CEO就任だったから、
不測の事態の資金の有難味に執着していたかもね。
それのお陰で、無配を貫いていた。
債務超過になっても、銀行が融資してくれる限り、
倒産はしない、と素人ながらに思っている。
でもなぁ、冒頭に戻るけど、自社株買いする財力あるなら
増配率2桁ぐらいは欲しいけど、贅沢かね?
配当だと、色々税金掛かるから、自社株買い一本で良いんだろうけど。
2023年5月5日金曜日
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自社株買いの勢いが止まらんアップル。ジョブス時代には考えられなかったこと。
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