2023年4月23日日曜日

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長期投資の出口で暴落したら?と心配になるが、それ本当?

ドットコム・バブルとリーマン・ショックのコンボで
2000年にS&P500に投資した人は2013年までの13年間、
元値に戻らずに、いたことになる。

それ聞くと、さすがに、長期投資とて安心できない、
と不安になる。のは十分理解できる。

ただ、俺の感覚として13年の投資期間は短期でも、
長期ともいえない投資期間。

30年もの長期投資をして、
30年後リーマンショック並みの暴落が来たら、
長期投資と言えど、
有効な投資手法とは言えないと言う人がいるが、
それ検証してみる。

検証例として、S&P500指数の実績平均利回り7%と
暴落を半値と仮定する。
投資資金1万円で30年の7%複利だと30年後、
7万6千円ほどになる。
それが半値までに暴落するので、
1万円が3万8千円になる。元本から3.8倍。
長期投資30年で暴落が来ても、
上記の条件であれば、元本から3.8倍。
暴落無ければ、7.6倍。複利さまさま。

では、なぜ、暴落が起きて損するから、
と不安になるのは、そもそも長期投資(俺の感覚だと30年以上)
ではないからでしょう、と。

S&P500指数の月間チャートで、ランダムに投資期間をなぞると、
赤線は含み損、黒線は含み益。
黒線のように長ければ長いほど含み益に転換してゆく。


まぁ、確かに2000年から13年もの間、
指数が戻らなかったのは「つらい」ことだが、
その期間は十分買い時だったとも言える。

暴落と言われているモノも、よーく見ると、
暴落前の株価に戻るのも意外と遅くはない。
暴落は騒ぐけど、それの出戻りによる暴騰は
それほど報道されないから印象に残らない。

もう、S&P500指数が1,000ドル台に戻ることは
無いように見えるし。
4,000ドル台の半値でも2,000ドル。

俺自身も当初、投資をしている間、
最終的に暴落したら、どうしようと不安になった時期も
あったが、結局、現在の資産から半値になっても、
含み益が減るだけの資産額になったこともあり、
将来の暴落不安で、
長期投資を辞めて短期投資に切り替える動機に
はならなくなった。

これは経験しないと、わからないものかもしれない。

暴落しても、その後上昇しているのなら、バブルだったと言うだけだな。
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