含み益の拡大を念頭に投資を続けたら、
その副産物として「配当の拡大」もついてきた。
無配だった銘柄が配当開始したり、
増配が続いたりで、配当も年々増えてきた。
もちろん、減配、無配した保有銘柄もあったが、
それよりも増配のほうが勝っていた感じ。
多くの人は、
配当よりも投資差益(キャピタルゲイン)を重視する。
それは当然に思える。
上手く行った時のキャピタルゲインの効率さに比べたら、
配当の収益は「カス」扱いに近い。
具体例で言えば、
数十万円の投資利益を得られる一方で、配当は数百円。
そりゃぁ、そうなるだろうに、と思う。
ただ、俺の場合、
キャピタル・ゲイン(含み益)を温存するので
キャピタル・ゲインを拝むことができない。
従って、インカム(配当)にすがることになる。
ここで落とし穴が待っている。
配当拡大に考えが傾斜するリスクなんよ。
キャピタルゲインの拡大無しに、
インカム(配当)だけを目指すなら、
株式じゃなくても良い、
とさえ思っている。俺は。
債券のほうが株式よりも償還リスクは低いんだし。
長期米国債なら利回り3%台もあるんだしね。
米国債で「利子生活」するのも十分あり。
配当生活とは言わないけど。
「長期投資で老後の貯え」と言う人がいるけど、
この表現、最後まで語っていない。俺なら、
「長期投資の貯えで老後の収入を」になる。
貯えを崩すことなく、その貯えた配当で
老後を維持できるのかが理想。
「お金がお金を生む」と言うことなんだよね。
それを老後までに作っておかないと。
それを国、政府に任せる(公的年金)のか、
自分で作るのかの違い。
平均年間増配率3%(相当低くく見積もって)が
25年続けば、約2倍(72の法則)になる。
そんで、配当利回りが変わらないなら、株価も2倍。
それが、配当貴族銘柄。
25年で2倍、ショボいと思っているんだろうけど、
25年後、貴方の年収が2倍になる確率と比較したら、
どうだろう?
俺は、株式投資を選択した。
投資と聞くと、すぐにでも儲けようと考える人の多いこと。給与が来月に上昇するんか?
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