2022年7月18日月曜日

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増配発表記事ではほぼ必ず、増配率で報道される謎。複利効果を意識しているんじゃぁ?

米国企業の増配発表が報道される場合、
報道機関は配当額に(前四半期比の)増配率も併せて
報道されることがほとんど。

一般的な英語文章は下記の通り。
X.X%の増配率が必ず表記される。

○○○  board of directors recently approved a X.X% hike
in the quarterly dividend to boost shareholders’ value.

○○○ (ticker: ○○) said it plans to boost
its quarterly dividend to XX cents, up from XX cents,
for an increase of nearly X.X%.

日本企業の場合、増配率で報道されることはほとんどない。
例えば「前年比3円の増配」で済ませて、
「前年比10%の増配」の言い回しを付与したりはしない。

長年、これが不思議で仕方がなかった。
で、以下が俺の推論。

増配率って、極論すれば利率。
それが毎年続けば、複利じゃん。

25年連続増配記録を持つ、
配当貴族銘柄って、配当複利銘柄ってことか?
増配率は毎年変動するから、そこは聞かないで。

仮に年間の増配率が一定で5%と仮定すれば、
15年で配当は2倍越えになる。(72の法則で)

毎年5セント増配されるような増配額一定の増配だと、
増配率は毎年下降していく。
AT&Tは毎年4セント増配だったから、よくわかる。

ならば、増配率を維持している配当貴族銘柄のほうが
好ましいと、俺は思っている。
毎年5%以上の増配率を維持している銘柄だと、
毎年増配額は増えていく。複利効果さまさま。

バロンズとかPR Newswireは、
必ず増配率でも報道してくれる。
彼らは、読者が増配率を意識しているから、
そう報道しているんか?
多分、そうなんだろうな。

日本が増配率まで報道されないのも、逆に謎ではある。

増配を複利で語る人がいないのも謎?
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