2021年11月21日日曜日

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金融所得課税強化が蒸しかえるのは、金融所得課税に旨味がある裏返し。

金融所得と言っても、
一般の人は「なんじゃそれ」ってレベル。

預金利子が数%ついていた
昭和の時代ならまだしも、
現在、利息なんか付かないに
等しいレベルだから、
金融所得と言われても
俺には関係ない、
と思っている人が大半だろう。

超裕福層から課税すべきだと言っても、
彼らは「大金持ちの低収入」を装っている。

バフェット氏の年収は
10万ドル程度と言われている。
でも、保有資産は莫大。
そりゃそうなるわな、
低迷していた時に投資して、
アメックス、コカコーラ売らずに
保有し続ける分には、
今まで課税されないんだから。

世界の長者番付を見ても、株式長者が多い。
彼らは保有株を売らない。
売らずに、保有株を担保にして
借金するほうが得策と考える。
借金の金利よりも稼げる術を
持っているから、借金する。
いつでも返せる借金をしている。

言ってみれば、
現金自体は何も生まないから、
金融商品を買うか、
自ら投資するかを選ぶ。

金融所得課税強化で
焦点になっているのは下記の2点。
・株式売却益20%からの増税か、
 もしくは累進課税適用
・含み益に対する課税適用

労働での年収1千万円で、
所得税33%に住民税が加算される。
株式投資益で年間1千万円で、
20%ちょっとの課税で済ませられる。

労働でヘロヘロになって
得た収入の課税率のほうが
投資益よりも大きいのであれば、
そりゃぁ、文句も出るのは当然。

ただ、文句を言うぐらいなら、
金融所得に挑戦してみたら、とも思う。

なぜ、多くの人は投資しないのかって?
株式投資が労働収入よりハイリスクだから。

投資益ださなきゃ課税されない、のもメリットかもね。
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