2021年11月11日木曜日

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含み益に税金だと、複利効果が台無し。r>gだって再考が必要だろう。

一時、「含み益に課税」がトピックになった。
これやられると、税金払うために
株式売却せざる負えない状況に陥る。

しかし、含み益に課税といっても、
実際に運用できるか、ムズイんじゃない。
含み益への課税単位がはっきりしない。

銘柄単位でするのか、
それとも証券口座単位、
所有している全銘柄の含み益・損の合算でするのか。

それに課税タイミング。
3月末の株価で評価するのか、それとも12月末。
含み益は1日で達成するものじゃないから、
特定日に課税するのって、
その時点で含み益が出ているか、
もう運次第な訳。

節税対策として、一時的な含み損状態にする
輩も出てくるだろう。

毎年、含み益に2割課税されたら、たまらんわな。
毎年、含み益が1割増えた場合で検証すると、
5年後には、1.31倍程度になる。

1.1→1+0.1×0.8=1.08
1.188→1+0.188×0.8=1.1504
1.26544→1+0.26544×0.8=1.212352
1.335872→1+0.335873×0.8=1.2668...
1.393556736→1+0.393556736×0.8=1.314845...

これが含み益課税なしの5年後に利確だと、
1.48倍越えになる。

1.1
1.21
1.331
1.4641
1.61052→1+0.61052×0.8=1.488408

余談だが、
不動産だと利益が出ているか、
にかかわらず持っているだけで、
固定資産税が課せられる。

そう考えれば、含み益に課税はまだましかも。
下手すれば、不動産と同様に、
株式保有者は持っているだけで、
変動資産税?
が課せられるって言う将来も考えられなくもない。

ピケティのr>gについても、
資本収入のほうが労働収入より課税が
優遇されているからじゃねぇ、
と思ってみたりする。

投資設備には減価償却が認められているのに、
労働者の資本体力には減価償却が認められていない。
そこまでいくと、脱線し過ぎだな。

株式投資は労働収入よりも、ハイリスクだと思っている。
折角、ハイリターンが出るのも
リスクを背負っているからであって、
毎年課税されたら、
株式投資辞めようかな~位、
は候補に挙がってくる。

含み益って、自由に使えない現金みたいなもの、それを先に課税するっていうのもな。
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