2021年7月23日金曜日

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裕福層ピラミッドの謎。見た目、裕福層以上が多過ぎだし、マス層の細分化が進んでいる。

裕福層定義でよくみる、金融資産別の階層ピラミッド。
あれどう見ても、裕福層以上の世帯が多すぎるように錯覚してしまう。

2019年度の裕福層の世帯数は下記の通り。

78.24%:マス層(3,000万円未満):4,215.7万世帯
13.41%:アッパーマス層(5,000万円未満):712.1万世帯
 6.00%:準裕福層(1億円未満):341.8万世帯
 2.20%:裕福層(5億円未満):124.0万世帯
 0.18%:超裕福層(5億円以上):8.7万世帯

表計算ソフトで角錐グラフ(3D)を作成すると、下記の通り。
青:マス層
赤:アッパーマス層
黄色:準裕福層
緑:裕福層(かろうじて見える程度)
超裕福層の茶色は、少なすぎて表現されません。



準裕福層以下で97%占めていて、残りの3%弱が裕福層以上なんだから、
正確な割合値でピラミッド表現すると、裕福層以上は見えなくなる。
拡大したり、巨大なグラフにすれば、見えるけどさ。

むしろ、階層でうまく表現されているのは
マス、アッパーマス、準裕福層の人たち。

仮に1億円未満を全てマス層とすると、かつての1億総中流と変わらない。
格差社会を表現したいなら、マス層を分断すれば良くて、
5,000万円、3,000万円と区切ると程よく、
見た目美しいピラミッド階層が出来上がる。

アッパーマス層、準裕福層という表現は、
後から継ぎ足した階層名表現にも思える。

金融資産無しと2,000万円の金融資産持っている人が、
同じマス層って言うのもな?

マス層の定義のほうが大雑把過ぎ
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