2021年7月22日木曜日

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ズームはネットスケープ、それともアドビの再来。

ズーム株が将来のGAFAMとまではいかなくても、
ニッチな独占企業として生き残れるか、興味が沸く。

アドビ、オートデスク、イントゥイットは、
GAFAMに飲み込まれずに、
ドットコムを生き延びてきたIT企業。
そこにズームが加わるのか興味津々。

余談だけど、マイクロソフトはかつて
イントゥイットを買収しようとしたが、
独占の恐れがあったため、
買収を取りやめた話を、
どこかで読んだことがある。

ズームを見ていると、かつてのネットスケープを思い出す。
ネットスケープのIPOは、当時注目を浴びていたから、
これで米国株を始めた人がいるかも。

ドットコム創成期のブラウザと言えば、
ネットスケープ・ブラウザ。
略して、ネスケと呼ばれていた。
機能制限はあったけど、無料で使えた。

ビジネスモデルとしては、
機能制限ありのブラウザを無料配布して、
ブラウザ製品版とサーバーソフトで稼ぐビジネス・モデル。
IPOで騒がれたほど、事業が好調なわけではなかった。

マイクロソフトがWindowsOSの無料アプリとして
IEブラウザを提供し始め、
独占禁止法でひと悶着有ったけど、
ネットスケープの事業が好転するわけでもなく。
ネットスケープはやがてAOLに買収された。

当時、ブラウザのアイコンは
Nマークの流れ星(懐かしい)だったけど、
今ではFirefoxがその流れを受け継いでいる。

それで前置きが長くなったけど、ズーム。
マイクロフト、シスコあたりが、潰しにかかるかどうかだね。

「ズームする」がバズワード化した今、
メール、ググる、などのような市民権を得ているから、
長期戦だろうな。

TV会議システムそのものはコロナ禍前では、
ビジネス向け用途が主流だったので、
ズームの利点が生かせなかった。
今では一般人でも使える手ごろさがズームの特徴。
マイクロソフト、シスコは、あくまでビジネス向けが主流。

ネットスケープはマイクロソフトにブラウザ戦争で敗北したけど、
アドビの牙城は崩せなかったというか、手出しすらできなかった。
ズームはどうなんだろうね。

コロナ禍では、一番認知されたIT企業だろうな。
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