庶民に「良い借金」なんか無いからね。投資する前に収入内でやりくりできること。

「株式投資する資金が無い」と嘆く前に、
まず、株式投資する前にすべきことがある。

まずは、手取りの給与で暮らす術を身に着けること。

これを身についていないで、株式投資、
もっと言えば長期投資できないよ。
偉そうに聞こえるけど、多分、間違っていない。

労働収入のなかで暮らす術は、株式投資にも生かせるから、必ず。

今の世の中、手元に現金が無くても、
多くのモノを買わせようと、
必死になっているのがマーケティングっていう奴。

リボリング、住宅ローン、自動車ローン。
これ複利効果と変わらないからね。

長期投資して複利を楽しむと言っておきながら、
住宅ローン、自動車ローンを抱えているなら、楽しむどころじゃない。
使われているんだよ。複利という借金に。例え、超低金利だとしても。

住宅ローンの変動金利相場が0.5%だとしても、複利に変りはない。
今、最低金利なのにローンを使わないのはスマートじゃない、
せっかくのチャンスを逃すことはない、って、思うかもしれん。

企業が銀行から借金して事業を行うのはなぜ？
借金の返済金利以上に事業で稼げると確信するから借金する。
0.5%の金利で借りて、1%の利益を上げれば、0.5%の儲けとなる。

人様のお金で事業を行って、
儲けられるから自分の現金は一切手を付けない。
借金はいつでも返せるんだけど、
手元に現金がないのも困るから、借りるだけのこと。
これが世間でいう「良い借金」。

住宅ローンは「良い借金」とはならない。庶民には。
金利0.5%の借金を労働収入で返済するだけ。
自宅の存在が、
あなたの労働価値を0.5%複利で上昇させるわけじゃないからね。

長期投資で成功してから、現金一括で住宅を買っても遅くはない。
人生100年なら、なおのこと。
賃貸派とか自宅派どっちが得かを考えるよりも、
家を買えるまで長期投資に集中することのほうが得策と思う。

３０歳で始めて６０歳で家購入しても、余命約３０年あるぞ。

最後に、借金しない、無理して投資しない。
例え、今のように相場が踊っていても。

もう一回言うぞ、借金して投資しない、
収入内で投資資金をやりくりしたら、
投資先も真剣に調べようとするでしょう。
節約したお金を「むげ」には出来んから。

複利で借金するより、複利で資産増えるほうがいいのにさぁ。忘れてしまうんだよね。