2021年6月18日金曜日

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米国株の長期投資と言っても、日本の投資環境からすれば、始まったばかりだよ。

米国株をネット証券で気軽に?買えるようになったのは、2000年以降の話。
21年しかまだ経過していない。約20年じゃ、長期とは言わんだろうな。

日本在住で米国株式の長期投資(30年)を実現できている人は、凄くレアな存在。
米国証券の口座を持っているか、日本大手証券の外国口座を持っていなきゃ、
実現できていないはず。

そもそも、昭和の時代、米国株の株価を知る方法は、
大都市圏なら日経新聞の夕刊、それ以外は朝刊で、
やっと一部の米国株価が見れる程度、リアルタイムは無理。
英語のウォールストリートジャーナルは取り寄せできたけど、
それでも数日遅れるからね。

当時の例外は、東証外国部の銘柄。今はない。
東証に上場している外国銘柄だから、
リアルタイムと言えば、リアルタイムだけど、
何せ取引高がほとんどない。
だからか、とてもじゃないが、まともな株価が付かない。
ましてや、指数投資のETFなんてものはない。

「米国株+長期投資+指数投資」の組み合わせが、
本当に日本からの投資環境で儲かるかは、今だ実績ないよね。

日本人には、為替という、大きなリスク要因を抱えているから、
米国人とは大きく違う。

過去の実績投資検証で、ドルベースの話をされても、
果たして日本円では儲かったの?って聞きたくなる。

極端な話、
オイルショック1973年の1ドル300円の際に米国株に指数投資できた?
として、S&P500の実績平均投資利回り7%を実現できたとしても、
円ベースで見れば約1/3に縮む、んだよね。

現在、米国凋落、ドル安円高の1ドル50円なんか想像できんし、
むしろ、S&P500 1万ドル、1ドル150円とかって感じで夢膨らましていない?

どちらにせよ、これからの30年先は誰もわからん。
長期投資でも日ごろから「ほったらかし」には出来ん理由がそれなんだよね。

昭和の時代、米国現地経由で米国株を買おうとすると、どこの証券会社も100株単位。カルテルかと思ったほど。
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