2021年5月9日日曜日

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「長期では右肩上がり」って表現、実はすごく曖昧だよね。

過去の投資データを使って検証すれば、誰でも最高の投資タイミングを掴める。
これの唯一の欠点は、過去に戻って投資できない点。
ただの「たられば」の話。

10年前にビザ株買ってれば、テスラ株持っていれば、
指数投資していれば、の類は至る所で聞く。

仮に持っていたとして、
果たして貴方は現在までにガチホできるのかと問いたい。
平坦じゃないからね。
株価の上げ下げで、もみくちゃにされるから。

20%株価が上昇して、その後20%株価が下落することに耐えられる?
20%ならプラスマイナスゼロじゃねぇ、と思ったら大間違い。

30ドルの株価が20%上昇すると、36ドル。
36ドルの株価が20%下落すると、28.8ドル。
30ドルの投資は結局、マイナス1.2ドル。

その後、33ドルまで株価戻したら、利確に走るだろうな。
36ドルのときに売っておけば良かったと後悔しているからね。
まぁ、その半分の利益でもいいや、と考えるようになる。
長期投資なんか、もう眼中にない。

誰もが口ずさむ「長期では右肩上がり」
これ、表現に問題大ありなんだよ。
毎年、毎月、毎日、株価は上昇し続けませんから。

30ドルの銘柄買って10年間20~40ドルの間を行き来し、
その更に10年後に株価100ドルになった場合。

合計20年で株価が30ドルから100ドルになったんだから、
これを「長期では右肩上がり」とも言うことができる。
でも、なんか長期投資のイメージと違うよね?

でも現実はそんなもんだよ。
最初と最後の株価しか見ないで、
それを直線で結んで、
右肩上がりにしているんだけ、
なんだからね。

長期では左肩下がりでもいいんだよな。左肩下がれば、右肩上がるから。(笑)
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