2021年5月24日月曜日

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なぜレバを避けるかと言えば、長期上昇過程の急落に耐えられないから。

将来、ダウ指数が10万ドル、S&P500指数が1万ドルになると思って、
指数投資を始めたとしよう。
でも、今、手持ちの投資資金が少ない。

どうしようもないなぁ~と。
数十万円の現金でVOO、SPY買うしかないかなぁ~と思っているうちに、
そこで、いろいろ調べたら、CFDとかがあるじゃない。

10倍のレバレッジがかけられる?
逆に言えば。1/10の投資資金で足りる訳だ。
将来、米国株式指数は長期的には上昇すると、言われているんだし、
だから、指数の長期投資が人気な訳だ。
だけど、指数CFDなら、10倍のレバがかけられる。
現物投資より10倍の儲け、これいけそうとなる。

話が良すぎじゃないか?

ストップロスの怖さを知らないからね。いわゆる追証。
10倍のレバなら、10万円証拠金で100万円の取引させてくれるけど、
10万円の損失が想定された時点で更なる証拠金の追加を迫られる。

S&P500指数が今4,000ドル台で、将来、1万ドルになると思っていても、
その上昇過程において、2,000ドル台まで下落する可能性はある訳。

仮にS&P500指数が2,000ドルになったとしても、
現物投資のVOOとかなら、何もせずに暴落を眺めて嵐が過ぎるのを待つだけ。
つらいけどね。

指数CFDなら、レバ倍率次第で追証を求められるだろうね。
そうなれば、確実に投資から手を引く羽目になるリスクは高い、
毎日、ストップロス並みの急落が起きないか、不安な日々を過ごす。
ハイリスク・ノーリターンだと個人的に思っている。

若いうちは、長期投資と言っても、投資を始めた頃は一向に資産が増えない。
投資資金が少ないし、複利効果もほとんどない、
ことから焦るようにしてレバ商品に手を出す。
良くも悪くも、レバ商品もネット証券で気軽に買える時代だし。

昭和の対面販売なら断られていたはず、っていうかCFDないけど。

長期投資と言うのは、
10年かけて約2倍(過去の実績ではそれ以上だけど)に資産を増やす行為。

20代-100万円
30代-200万円
40代-400万円
50代-800万円
60代-1,600万円

でも、これみたら、20代、30代の資産の増え方は小さい。
焦るよね。絶対に。

証拠金以上の額で投資できるって、誰が一番得しているか考えたことある?
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