多くの人は、働かなくても食っていけるだけの資産持ちの家庭じゃない。
勤務先で働いている親がほとんど。
ごく少数の資本収入で食べていける資産家の親は、こう考えるだろうか?
「働いている姿を子供に見せておかないと教育上悪い影響がある」と。
この「働いている姿」って、サラリーマンと資本家では全く異なるもの。
サラリーマンは会社の業務指示に従うし、
一見、「自ら動いて仕事をせよ」と精神的なことを説く人がいるけど、
自ら勝手に動くわけにはいかない、
会社の看板背負っているんだから、上司の承諾が必要。
忖度と配慮でうまく立ち回る、真面目だけじゃやっていけない。
加えて、多くのサラリーマンは共同作業の一つを担っているから、
コロナ禍と言えど、勤務先という一つの場所に集まるのが普通(通勤ってやつね)。
資本家は、その点孤独に見える。
自分の意思決定で自分のお金の投資先を決める。
うまくいかなければ、投資金を回収できないし、成功すれば利益を得られる。
資本主義の世界では、大多数は労働者(日本では自虐的にサラリーマンという)。
資本収入で食っていける家庭は少数派だから、
投資の不労収入を得るために作業している姿は、
大多数派の「労働」と同じようには見えないんだろう。
だから、働かずとも食っていける生活は教育上悪いと考えてしまう。
毎日のように、どの銘柄に長期投資しようかと考える姿は、
生活するうえで必要なものなんだけど、労働とはみなされない。
たしかに、それの対価(給与相当)は保証されていないからね。
バフェット氏が投資で巨万の富を築いたいきさつは、何冊も書籍化されている。
教育上悪くないから書籍化されているんだろう、と。
そのくせ、世間では投資で金稼ぐのは良くないと思っている人もいる。
息子、娘に資本主義社会のなかで、教えるとしたら、下記の2点ぐらい。
・自分の人生が他者(勤務先、上司、同僚)の悪い影響を避ける処世術を身に着ける
・自分の人生が他者(勤務先、上司、同僚)の悪い影響を避ける処世術を身に着ける
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